とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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19: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/27(月) 00:42:56.34 ID:4ztp0q/L0

レミリアは半ば呆れたようにそう口にする。


パチュリー、そして『必要悪の教会』。
彼らはイギリス清教に敵対する存在を排除するために、自ら汚れ仕事を請け負う者達。
そして、レミリアとフランドールの両親を殺した者達。
そのような存在を前にして、レミリアが抱いている感情は実に淡白なもの。
彼女の心に中にあるのは『怒り』や『憎悪』ではなく、『哀れみ』の感情だった。


『死を恐れない勇気』。それは確かに尊いものなのかもしれない。
俗に『英雄』と呼ばれる者達は須らくその心を持ち、数多の困難を打ち破って来た。
本能の克服。それを成す困難さ故に、彼等は人々から賞賛され、崇拝される。


だが、それは本当に称えられるべきものなのだろうか?




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