らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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42:ひよりの旅 78/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:01:48.48 ID:W145K4B60
ひより「あの、妊娠の件なんですが……御相手は?」
かがみ「そう、この前言っていた彼、恋人、小林ひとしさん……」
すんなりだった。顔を赤らめる事もなくはっきりと言った。小林ひとし、初めて聞く名前ではない。もう既に会っている。
ひより「どうして……」
かがみ「私は彼が好き……だから彼を受け入れた、それだけよ、他に何か必要なの?」
以下略 AAS



43:ひよりの旅 79/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:03:08.38 ID:W145K4B60
 かがみさん無理しちゃって……
帰り道心の中でそう呟いた。
でも、死期が近い身でありながら普段通りなんて誰でも出来る事じゃない。私だったらどうなんだろう……その時になってみないと分からないかな……
それにしてもかがみさんと小林さん……二人は愛し合っている……私もあんな恋愛をしてみたい…これが……憧れ……か。
ゆーちゃんがつかさ先輩なら私はかがみさんに憧れる。あんな生き様を見せ付けられたら……
以下略 AAS



44:ひよりの旅 80/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:04:33.23 ID:W145K4B60
いのり「ま、真奈美さん……」
話が終わるといのりさんは袖で目を隠した。涙を拭っているように見えた。
ひより「もし、コンが真奈美さんの一族だとしたら……って考えいたらいのりさん達とすれ違った……」
いのり「かがみとそんな話しをしていた訳ね……ちょっと待って、もし、もしコンがお稲荷さんだとしたらその飼い主である佐々木さんはどうなの……」
私は両手を広げてお手上げのポーズをした。話すのはここまで。
以下略 AAS



45:ひよりの旅 81/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:05:39.31 ID:W145K4B60
ひより「ワールドホテル本社……」
東京の一等地に聳えるビル。高級ホテルだ。私はビルを見上げた。
ひより「このビルにたかしが来るって……間違いないの?」
まなぶ「そうひとしは言った、私も仲間の気配を感じる……もうこのビルに居る」
ひより「間違いはない……だけど……どうしてこんな東京のど真ん中で……このビルなんだろう?」
以下略 AAS



46:ひよりの旅 82/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:06:51.17 ID:W145K4B60
 公園の一角に私達とみなみちゃんは場所を確保した。人通りが少なく思いのほか静かだったからだ。
ひより「此処なら問題なさそう」
みなみ「ごめん……私、ひよりに全部押し付けてしまった……」
みなみちゃんは私に深く頭を下げた。
ひより「ふふ、今更そんな事言われてもね……でも、今ならまだ代われるよ、代わってくれるなら喜んで代わるよ」
以下略 AAS



47:ひよりの旅 83/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:09:00.10 ID:W145K4B60
 ゆーちゃん達が私に駆け寄ってきた。
ゆたか「いまのたかしさんの言った事本当かな……」
みなみ「もし嘘を言っていたらどうする、もう彼を探せなくなるかもしれない」
ひより「いや、嘘は言っていない、近くで話した感じでは嘘は言っていない」
まなぶ「私も態度や仕草からは嘘を感じなかった……」
以下略 AAS



48:ひよりの旅 84/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:10:10.65 ID:W145K4B60
 精神を集中させて……ゆっくりと、慌てず時間を忘れて、ゆっくりと……吸って……吐いて……静かな海の波のように……
ひより「ゴホ、ゴホ……」
すすむ「はい、止め……どうした、この前はうまくいったのに、今日は全然ダメだな」
ひより「……すみません、なんか調子が乗らなくて」
かがみ「確かにその呼吸法は難しいわね、私もこの前出来るようになったばかりよ、ゆたかちゃんがわずか一週間で一通りできるようになったのは驚きだわ」
以下略 AAS



49:ひよりの旅 85/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:11:33.62 ID:W145K4B60
 居間に移動するとまなぶは居間の中央にお座りの姿勢になった。学ぶの視線を追うとテレビを見ている……テレビが映っている。ニュース番組か……あれ、
見た事ある風景……建物……それも極最近のはず……建物のエンブレムを見て直ぐに思い出した。ワールドホテル本社ビル……
その出入り口に警察の捜査員が入っていく様子が映されていた。
ひより「ワールドホテル……巨額の脱税容疑……なんですかこれは……」
まなぶ「フン、コン……ゥワン」
以下略 AAS



50:ひよりの旅 86/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:12:43.04 ID:W145K4B60
すすむ「……聞いていたのか、どうした、急に人間になって……」
まなぶ「……まつりさんと会う約束をしたからこれから出かける所だった」
すすむ「そうか……」
まなぶ「私は本星には行かない、ここに残る」
すすむ「おまえはこの星の生物ではない……」
以下略 AAS



51:ひよりの旅 87/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:14:10.93 ID:W145K4B60
 佐々木さんの話し、それはこの日本に来た時の出来事だった。
すすむ「千年くらい前、私達がこの日本に来たのは……そう、夏、丁度このくらいの季節だった、大陸を離れ、この日本に流れ着いた……
    追われて逃げて来た私達を当時の人々は手厚く迎えてくれた……そのお礼に私達は彼らに少々の知識と技術を教えた、すると彼らは私達を
    お稲荷様と崇めてしまった、当時の仕来りだったのだろう、私達に生贄として生娘を私達に差し出した……私達は拒否したのだがな、
    拒否をすると彼女達は人柱にとして埋められてしまうと分かった、だから彼女達を保護する目的で受け入れた……
以下略 AAS



52:ひよりの旅 87/112[saga sage]
2013/02/11(月) 21:15:14.57 ID:W145K4B60
 お稲荷さんが涙を流すのを初めて見た。つかさ先輩やかがみさんはもう見たのだろうか。でも見たと言っても人間の姿だから特段珍しい光景ではない。
千年前の恋人か……私に同意を求めていて悲壮に満ちていたあの姿は流石にもらい泣きしてしまった。いのりさんと逢う度に懐かしさと悲しさが同時に来たに違いない。
逢いたいけど逢えないか……拒み続けていた理由が分った……解決できるだろうか……それにはいのりさんに佐々木さんの全てを話す必要があるような気がする。
そうでないといのりさんは決められない……
そんな事をしたらまつりさんの二の舞になるかも……それとも受け入れてくれるかな……どちらにしろいのりさん次第か……
以下略 AAS



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