らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
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ひよりの旅 86/112
[saga sage]
2013/02/11(月) 21:12:43.04 ID:W145K4B60
すすむ「……聞いていたのか、どうした、急に人間になって……」
まなぶ「……まつりさんと会う約束をしたからこれから出かける所だった」
すすむ「そうか……」
まなぶ「私は本星には行かない、ここに残る」
すすむ「おまえはこの星の生物ではない……」
まなぶ「いいや、この星で生まれてこの星で育った、見たこともない故郷に帰るつもりはない」
すすむ「まつりさんがおまえを受け入れるとは限らないぞ」
まなぶ「その為だけに残るわけじゃない……」
まなぶはそのまま飛び出すように玄関を出て行った。
すすむ「ふっ、今日はやけに慌しいな……二人も飛び出すように出て行った……」
苦笑いともとれるような微笑だった。
すすむ「田村さん、君に呼吸法を完全に伝授するのは出来そうにない……小早川さんやかがみさんから教わるといいだろう、特に小早川さんには呼吸法の他に
いくつか整体法も教えてある……役に立ててくれ……」
ひより「……帰るのは何時になるのです、気が早いですね……」
佐々木さんは何も言い返してこなかった。皮肉のつもりで言ったのに。
ひより「でも、ちょっと嬉しいかな、少なくともお稲荷さんの一人はこの星を気に入ってくれたのだから、他に残るお稲荷さんもいるといいな……」
すすむ「まなぶは君の教育で完全に人間に染まってしまった……」
ひより「そうするように言ったのは佐々木さんでしょ?」
すすむ「そこまでしろとは言ってはいない……」
ひより「それに私はまなぶさんにそんな大した事は教えていませんよ、逆に彼から教えてもらった方が多いかも」
私は笑った。
すすむ「埒もない……」
呆れたような顔だった。
埒もないって、めちゃくちゃって意味だっけな、今じゃ余り使わなくなった言葉を言うなんて、改めて彼は永い間生きていたのを実感した。
佐々木さんは私を睨みつけてきた。
すすむ「もう私達を放っておいてくれ……お節介だ」
ひより「もう何度もその言葉聞いています、今更そんな事言っても放っておけない、コンの時もそうだったように……仲間じゃないっスか」
すすむ「仲間……か」
佐々木さんは私をみたけど何も言ってこない。やっぱり私じゃダメなのだな……今度いのりさんを連れてこないと。
ひより「すみません、お邪魔しました、ホテルの不祥事ともなれば「レストランかえで」も何らかの影響があるかもしれません、心配なので私も帰らせてもらいますね」
私は立ち上がった。
すすむ「仲間……我々をそう言うのか……君に時間のないのは分かっている……私の下らない話を聞いてくれるか……聞いて欲しい……」
何だろう、急に私を引き止めるなんて……
どうせ私が行っても何も出来ないし……話を聞く位なら私でも……私は席に着いた。
ひより「時間はあります……なんですか、その話って」
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