らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
↓
1-
覧
板
20
47
:
ひよりの旅 83/112
[saga sage]
2013/02/11(月) 21:09:00.10 ID:W145K4B60
ゆーちゃん達が私に駆け寄ってきた。
ゆたか「いまのたかしさんの言った事本当かな……」
みなみ「もし嘘を言っていたらどうする、もう彼を探せなくなるかもしれない」
ひより「いや、嘘は言っていない、近くで話した感じでは嘘は言っていない」
まなぶ「私も態度や仕草からは嘘を感じなかった……」
そう、つかさ先輩を語るときのたかしの表情に嘘はない。ゆーちゃんは携帯電話を取り出してボタンを操作し始めた。
ゆたか「話していても何も分からない、確かめよう……こなたお姉ちゃんに……」
ゆーちゃんは携帯電話を耳に当てた。
ゆかた「もしもしお姉ちゃん……え今何処なの……え……そ、それでどうしたの……」
始めは驚いた表情だった。だけど次第に笑顔になってくゆーちゃんだった。内容は分からないけど結果はだいたい理解できた。
ゆーちゃんは満面の笑みで携帯電話をしまった。
ゆたか「昨日……かがみ先輩が倒れて緊急入院したって……それで、お姉ちゃんとつかさ先輩が病院に駆けつけると、柊家の家族がいて……病気がみんなにわかってしまった、
今日、精密検査のはずだった、だけど……」
ひより・みなみ・まなぶ「だけど?」
思わず復唱した。ゆーちゃんは笑いながら言った。
ゆたか「何も無かった、誤診として退院したって!!!」
ひより・ゆたか・みなみ・まなぶ「やったー!!!!!」
私達は手を取り合って喜んだ。
つかさ先輩。柊つかさ。ゆーちゃんが憧れている先輩。高校時代ではいつもかがみさんと一緒に居て目立たない存在だった。自分から積極的に何かするような人ではなかった。
ただ、いつも笑顔でその場を和やかにしていただけの存在……そう思っていた。ゆーちゃんの過大評価だと思っていた。コミケ事件のつかさ先輩を見ても憧れの対象にはならなかった。
でもそれは私の過小評価だった。私や、ゆーちゃん、みなみちゃん、お稲荷さんのまなぶまでも動員しても出来なかった事をつかさ先輩はたった一人でしてしまった……
数値では表現できないって……この事なのかな……憧れのの対象がまた一人私の心に刻まれた。
お稲荷さんと人間と共存か……つかさ先輩なら出来るかもしれない。
ひより「これでお腹の赤ちゃんも安心だ……」
みなみ「それはどう言う意味、たかしさんが来る前にも言っていた」
皆が私に注目した。
ひより「じ、実ね、かがみさんには子供が……」
みなみちゃんは驚いた。
ゆたか「あっ、その事なんだけど……おばさん、みきさんの勘違いだって、病院で検査したけど妊娠はしていなかったって……」
ひより「へ、うそ……私はそれで……それで……」
それで何度泣いた事か。勘違いじゃ済まないよ……でも、さすがかがみさん、つかさ先輩のお母さんだ、勘違いもスケールが大きい。
まなぶ「妊娠はありえない、我々は変身しても卵巣、精巣とも変わる事はない、人間の子供ができるわけがない……完全に人間になれば別だ、ひとしは人間になっていない」
ひより「ふ〜ん、避妊の必要がないわけだ……生でし放題だね……」
ゆたか「ひ、ひよりちゃんのエッチ!!」
みなみ「ひより、下品すぎる……」
まなぶ「私はそんな意味で言ってはいない……」
ぬぇ、みんな全否定ですか。
ひより「そんな、私はこの場を和やかにしようと……」
一瞬周りが凍りついたと思った。
ゆたか・みなみ・まなぶ「ぷっ、は、ははは、うははは」
三人は爆笑し始めた。私が浮いてしまった形になってしまった。三人の笑い顔を見て私も笑った。いままで圧し掛かった岩のような重いものが取れたような瞬間だった。
まなぶ「私は帰るとしよう、すすむが結果を気にしている……」
みなみ「私も帰る、みゆきさんに今までの事を話すつもり、ひより、ゆたか、構わないでしょ?」
私とゆーちゃんは頷いた。
ひより「さて、あとはまつりさんといのりさんだけだな……あっ、そういえば忘れていた、まつりさん、わたしとまなぶさんが付き合っていると思ったままだった……」
まなぶ「そんな誤解はすぐに解けるさ……もう私は自分の力でで解決する、いのりさんとすすむに集中してくれ」
ひより「う、うんそうだったね……」
誤解か……そうだ、誤解だった……
ゆたか「それじゃ、ここで解散だね」
ひより「そうしようか……お疲れ様」
みなみちゃんとまなぶは東京駅の方に歩いて行った。さて、私も帰るとするかな。
ゆたか「ひよりちゃん……」
後ろから私を呼ぶ声がした。私は振り向いた。
ひより「ゆーちゃん、そういえば帰り道が同じだったね、一緒に帰る?」
ゆたか「ひよりちゃん、宮本さんの事どう思っているの?」
ひより「どう思っている……彼はお稲荷さんで、私の弟子……みたいなものだけどそれがどうかしたの」
ゆたか「……さっき宮本さんが「誤解」って言った時、ひよりちゃんすごく淋しそうな顔になった」
私が淋しそうな顔に……まさか。
ひより「え……そうかな、そんな事無いよ」
ゆたか「宮本さんと一緒にいる時、ひよりちゃん凄く楽しそうだった、名前も下の方で呼んでいるし、いのりさんやかがみ先輩が誤解するのも分かるようなきがするの、
ひよりちゃんの気持ちは、好きじゃないの?」
ゆーちゃんの目が真剣だ。お稲荷さんはもともと苗字なんかないから名前で呼んでいるだけなんだけだけど……
ひより「彼はお稲荷さんだし、彼はまつさんが好きだから……」
ゆたか「違う、宮本さんやまつりさんは関係ない、ひよりちゃんの気持ちを聞いているの」
ひより「彼は友達でそれ以上でもそれ以下でもないよ……」
ゆーちゃんはガッカリしたような顔になり溜め息をついた。
ゆたか「そうなんだ……そうなんだね」
ひより「そうだよ、それがどうかしたの?」
ゆたか「あ、うん、何でもない、何でもないよ、ちょっと気になったから聞いただけ……なんでもない、一緒に帰ろう……」
ゆーちゃんは小走りに走っていった……ゆーちゃん何を知りたかったのだろう?
私は首を傾げた。
少し遅れてゆーちゃんの後を追った。
ゆたか「ねぇ、せっかく東京まで出てきたのだし、皆を呼び戻して食事でも食べていかない、かがみ先輩に会いたいけど、お姉ちゃん達が先に会っているから押し掛けるのも悪いし」
ひより「私は別に良いけど、みなみちゃんとまんぶさんは……」
ゆたか「私、みなみちゃんに連絡するね」
ゆーちゃんは携帯電話を取り出した。私も携帯電話を取り出した。当然のように携帯電話のメモリからまなぶの携帯電話の番号を選ぶ……そういえば
男性の携帯番号を登録しているなんて……友達なら当然だ。ゆーちゃんが変な事を言いだすものだから変に意識してしまう。
二人はまだ東京駅に居たので呼び戻すのはそんなに時間は掛からなかった。
ワールドホテルのレストランで私達四人は食事をした。そこで私達はかがみさんの無事を祝った……
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
728Res/1149.80 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360577276/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice