過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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438:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/23(木) 21:17:03.32 ID:jODBTHOP0
【街中――児童公園】
【じっとりとした夜が満ちる日であった、温度それそのものは控えめであっても、纏わりつくような湿度がうざったく、必然的に不機嫌になりがちな夜】
【だけれども空にある月は薄曇りを纏ってぼんやりと光るものだから穏やかな夜でもあった、――月のそばに真っ赤に燃える星が煌めいて、鮮やかに】

――――、ニャ!
以下略



439: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/23(木) 21:20:14.04 ID:NTZcU/Lso
>>487

【──── 仏頂面は変わらない、そこに裂くべきリソースを、内部に費やしているが為に】


以下略



440: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/23(木) 21:24:36.29 ID:NTZcU/Lso
>>438

【──── 緩やかに吹く風が、その彩りを寸刻だけ変えてしまうみたいに】
【つむじ風の作用に似ていた、その一閃がバッタを包み込み、ひらりとその手から奪い取ってしまうだろう】
【じっと目をこらしたなら、細い糸が生き物のように、そのバッタを絡め取る姿が見えた筈だ】
以下略



441:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/23(木) 21:37:09.75 ID:jODBTHOP0
>>440

【幼子はきっとそのばらいろの頬っぺたを嬉しそうに綻ばせて、おっきな口を開けるのだろう。とっておきのクリームパンを食べるときのしぐさとよく似て】
【けれどもその手に握りしめられているのはバタバタって暴れる哀れなバッタ、しかも捕まえたときに押さえつけてしまったからか、その口元から茶色い汁まで溢れさせ】
【それでも全くに気にしない素振りであったなら、――ぱくりと口に含むはずだった瞬間に、つむじ風によく似る"何か"が、攫って行ってしまって】
以下略



442: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/08/23(木) 21:39:41.17 ID:2OA2sAQt0
>>439


「はは、 ─── そいつぁ釈迦に説法って奴だったかな。 ……… 了解。」
「あんくらいのカチコミでよければ、何度だって何処にだって、かましてやれるよ。」「おれたちは其の為に存在している。」
以下略



443: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/23(木) 21:43:51.87 ID:NTZcU/Lso
>>441

【糸の行方をきっと少女は知らない、近くの草むらに解けて消えて、バッタは飛び去っていく】
【彼女はと言えば、響く言葉に耳を傾けながら、その情景の理を解すのだろう】
【一片二片、辿るその意味さえも遠くなる一瞬────】
以下略



444: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/23(木) 21:50:42.97 ID:NTZcU/Lso
>>442

【──── もし自分が人間なら苦笑いの一つでも浮かべてるだろう、なんて思ってしまう】


以下略



445:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/23(木) 22:02:20.91 ID:jODBTHOP0
>>443

【そうして食事を捕り逃した幼子はよく分からない汁が少しだけ付着した指先を服で拭うのだ、その時に一緒に、泥汚れも付着するから】
【ああそうやって汚れたんだなと思わせるのだろうか、――汚れた身なりを判断するに、おそらくしばらくはこういう生活をしているのだろう、と】
【であればそれこそ野生児に等しいようだった。いくらジャングルと言えどもコンクリート製の世界なら、こんなちまっこい草むらに生きる虫も偉いけど】
以下略



446: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/23(木) 22:10:43.28 ID:NTZcU/Lso
>>445

【彼女はその汚れた格好を見て目を細めた、その機敏が分かるだろうか】
【──── 彼女の様な立派な身なりをした女性の多くがする表情に似ている、その仕草】
【何か汚い様な、汚らわしい様なものを見る仕草と、ずっと近いのだけど】
以下略



447: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/08/23(木) 22:12:44.37 ID:2OA2sAQt0
>>444


「お褒めに預かり光栄だよ。」「カバーストーリーの方もうまく流布しているようでよかった。」
「まあ表向きは、こういうシナリオにしとかないといけないしね。」「その過程でウチも虚神の名前が出ない程度に名を売ったし、お互い様。」
以下略



448:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/23(木) 22:21:48.70 ID:jODBTHOP0
>>446

【――だけれど幼子はその勘定の揺らぎに気づかないようだった、あるいは、気づいたのだとしても、それを手繰る術を知らないみたいに】
【ヒトの形をしたヒトではないイキモノ。堪能に言葉を操り様々な機微を文字列に並べて来たヒトの知識を追いかけるには、彼女は、きっと、無粋が過ぎて】

以下略



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