過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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440: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/23(木) 21:24:36.29 ID:NTZcU/Lso
>>438

【──── 緩やかに吹く風が、その彩りを寸刻だけ変えてしまうみたいに】
【つむじ風の作用に似ていた、その一閃がバッタを包み込み、ひらりとその手から奪い取ってしまうだろう】
【じっと目をこらしたなら、細い糸が生き物のように、そのバッタを絡め取る姿が見えた筈だ】


あらあら……何処の子でしょう、親御さんとはぐれてしまったのですか?
ふふ、確かに今は見る物全てに興味津々かもしれませんけど
昆虫を食べるのはおすすめしませんわ、きちんと処理してからでないと危険ですし

幼い子供は免疫も十分出来ておりません、どんな病気の元になるかも分かりませんわ


【紫苑混じりのプラチナブロンドの長髪を、シニヨンでセミロングの長さにまで纏めて】
【胸元の膨らんだ、袖の無い白のハピットシャツの上から、素肌を透けさせる黒のレースのカーディガンを羽織る】
【シャツのフリルの上には黒いリボンタイを垂らして、ミニ丈のフレアスカートから黒いストッキングを覗かせる】

【紫苑色の双眸に理知的な眼鏡を掛けた姿は、瀟洒な貴婦人を思わせるだろうか】
【そんな何処か少女然とした女性が、少女の後ろから声を掛けるだろう】
【白い手袋に包まれた手を頬に当てて、困ったように微笑んでいた】


ねぇ、親御さんはどちらにいらっしゃるのかしら


【──── 彼女は眼鏡の奥の目を細めた、その尻尾を目にして】


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