211: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:32:10.57 ID:YYNh6Lpr0
メッソンは私の肩に乗ると、スゥッと姿を消してしまった。さすがにあの小さい足でずっと歩き続けていたから、疲れたのだろう。
「マネ…!!」
212: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:33:46.20 ID:YYNh6Lpr0
もうないと伝えると、マネネは辺りをキョロキョロしはじめる。いくら見回したところで、もうないものはないんだけど……。
そんなマネネの様子を見て、盗られると思ったのか、
213: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:34:54.07 ID:YYNh6Lpr0
思わず、自販機を睨めつける。
かすみさんのような反応をしてしまっている気がしなくもないけど、さすがに一方的に暴力を浴びせられて、黙っているのも何か違う気がする。
214: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:36:17.03 ID:YYNh6Lpr0
しずく「あと、ついでに教えてあげます。さっきポケギアで通話していたのは演技です」
「ロトト!!?」
215: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:37:31.39 ID:YYNh6Lpr0
しずく「ココガラ……!!」
「ピ、ピピィ〜〜……」
216: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:39:26.56 ID:YYNh6Lpr0
“サイコソーダ”と“ミックスオレ”でずぶ濡れになった私を見て、
「いい気味ロト〜♪」
217: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:41:27.63 ID:YYNh6Lpr0
水自体は電気を激しく通すが、水の中から、電気が空気中に逃げていくのは伝導率があまりに違い過ぎて、簡単に行かないはずだ。
溜まった水に沈められたら、全身電気で出来ているロトムにとっては、檻も同然になる。
218: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:43:27.40 ID:YYNh6Lpr0
しずく「ポケモンの状態異常を回復する効果……」
「メソ…」
しずく「そっか、マネネに盗られると思って、少しずつ食べてたんだね」
219: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:45:12.95 ID:YYNh6Lpr0
「ロト? ロト!! ロト、ロトトト!!!!」
しずく「ボールに入れたくらいでは、勝手に出てきますよね……」
220: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:47:11.27 ID:YYNh6Lpr0
ロトムは少し迷っていましたが──結局、観念したのか、図鑑へと侵入を試み始める。
「ロ、ロト…」
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