211: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/08(火) 14:32:10.57 ID:YYNh6Lpr0
メッソンは私の肩に乗ると、スゥッと姿を消してしまった。さすがにあの小さい足でずっと歩き続けていたから、疲れたのだろう。
「マネ…!!」
しずく「マネネは真似して登らないの……」
「ピピピィ…」
しずく「ココガラまで……」
ココガラが私の頭の上でリラックスし始めた……。マネネもよじ登ってきたし、3匹に乗られるとさすがにちょっと重い……。
「マネマネ」
しずく「って、マネネ……どうして、バッグに入るの?」
よじ登る最中、マネネが私のバッグに頭を突っ込み始めて、何かと思ったけど、
「マネ!!」
しずく「……あ、“もりのヨウカン”」
どうやらおやつが食べたかったらしい。勝手にバッグから見つけて、封を開けだす。
しずく「めっ! かすみさんみたいなことしちゃダメでしょ?」
「マネェ…」
叱りながら、“もりのヨウカン”を没収する。
しずく「食べるなら、みんなで分けようね」
手で3分の1ずつに分けて、その一欠片をマネネにあげると、
「マネ♪」
マネネは嬉しそうに鳴き声をあげながら、ヨウカンを食べ始めた。
しずく「ココガラ」
「ピピピィ♪」
頭に乗っているココガラにも、一欠片与え、
しずく「メッソンも、お食べ」
肩の近くに最後の欠片を持っていくと、メッソンがスゥッと現れて、
「メソ…♪」
ヨウカンを受け取って、もしゃもしゃと少しずつ食べ始める。
「マネ!!」
しずく「マネネ、もう食べちゃったの……? もうないよ」
「マネ…!?」
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