ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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57:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:41:34.78 ID:XVB8s0iW0
だがロキは躊躇わなかった。
それほどまでに人間を愛していたから。
そして『世界の目』が人間に与えられた。

人間たちは観測しあうことで互いに認識し、
以下略 AAS



58:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:42:00.76 ID:XVB8s0iW0
人間に授けられた『世界の目』の直接管理は、
もっとも力があった二つの集団に託された。
ルーメン族は「光の右目」を、アンブラ族は「闇の左目」をそれぞれ管理し、
この世界の理を担う中心勢力となった。

以下略 AAS



59:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:42:28.77 ID:XVB8s0iW0
とはいえ、最終的にはロキも同じ結末となった。
ただし彼は自ら選んだものだった。

人間たちが急速に発展し、知恵と力も蓄え、
混沌界を統べられる水準にまで成長したとき、ロキは隠遁を決意。
以下略 AAS



60:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:43:09.89 ID:XVB8s0iW0
こうして「人間界」は、
天魔とはまた異なる独自繁栄の道を歩みはじめた。
しかしこの繁栄は試練の幕開けでもあった。
ロキの隠遁後しばらくして、
ついに外界からの干渉が始まったからである。
以下略 AAS



61:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:43:59.66 ID:XVB8s0iW0
10 「魔神」たちと天界の内戦危機

天界には「ジュベレウス派」、
あるいは「主神派」と呼ばれる集団がいた。

以下略 AAS



62:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:44:37.21 ID:XVB8s0iW0
こうした主神派による「臨時政権」が発足され、
さっそくジュベレウス敗北後の天界建て直しが始められた。

幸い、余裕はそれなりにあった。
ジュベレウスとの決闘による侵犯者の消耗、
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:45:03.79 ID:XVB8s0iW0
この『天界』とはもともと、
主神派以外は原初世界群の生き残りであり、
それゆえ種も性質もさまざまであった。

またその目的も、光や善性、良識や大義だけではなく、
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:45:30.25 ID:XVB8s0iW0
この『魔神派』は、雑多な集まりであった天界内でも
図抜けて特異であった。

派閥の構成員は数十程度とごく少数ながら、
その全員が元は全能神格だったのである。
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:45:57.19 ID:XVB8s0iW0
くわえてその魔族に似た出生のみならず、
彼らの人格や振る舞いも第二の魔族という悪評を増大させた。
おおよそ全能神に相応しくない軽薄かつ不遜な者が多く、
ジュベレウスに対しても非礼を憚ることがなかったからである。

以下略 AAS



66:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:46:23.56 ID:XVB8s0iW0
また、破壊や戦いを遊興とみなす彼らの趣向も
天界内では際立っていた。

魔族のように壮絶な戦いを楽しむ闘争性、
他者を殺めることに快感を抱く残忍性もあり、
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:46:50.73 ID:XVB8s0iW0
さらに魔神たちが忌み嫌われた理由として、
敵であるはずの魔界とも交流を行っていた点も挙げられる。

私的な使いを魔界へ送りこみ、
有力な悪魔と接触させての情報交換は日常茶飯事。
以下略 AAS



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