63:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:45:03.79 ID:XVB8s0iW0
この『天界』とはもともと、
主神派以外は原初世界群の生き残りであり、
それゆえ種も性質もさまざまであった。
またその目的も、光や善性、良識や大義だけではなく、
ジュベレウスがもたらす「報酬」が目当ての利己的な者たちも大勢いた。
それゆえ「光の勢力」といえど
実際には闇や悪性を備えている者も多数参じており、
雑多なる烏合の衆というのが実像であった。
そんな彼らをまとめていたのはジュベレウスという圧倒的存在、
そして彼女による勝利への約束である。
ゆえにその存在が敗北し、約束も潰えた今、
天界の統率が崩壊するのも当たり前であった。
そういった不満は主神派政権への反発となって噴出した。
なかでも特に憚らなかったのは、
「第二の魔族」と物々しい名で呼ばれた派閥。
『魔神』と称された神々である。
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