1: ◆tSIkT/4rTL3o[sage saga]
2022/03/22(火) 00:09:01.16 ID:XVB8s0iW0
ベヨネッタ3早くやりたい
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:10:42.37 ID:XVB8s0iW0
・これはダンテ「学園都市か」シリーズの前史を、改めて通史本風に書いたものです。
予定は三位一体世界の始まりからスパーダ伝説まで。
・ダンテ「学園都市か」とは、昔ここで書いていたDMC/ベヨ/禁書のクロス二次創作です。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:11:59.82 ID:XVB8s0iW0
1 原初の時代
古の時代、『OMNE』の下に無限の世界が在った。
無限の現実、無限の宇宙、
4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:12:58.20 ID:XVB8s0iW0
この『OMNE』の不可侵性は極めて強固であった。
世界群の各宇宙にはそれぞれを統べる神々が存在し、
中には全能神と謳われた存在すらいたが、
彼らですら『OMNE』領域の認識は不可能だった。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:13:38.60 ID:XVB8s0iW0
2 『闇』による崩壊
それがいつ起こったのかは定かではなく、定められるものでもない。
なぜなら原初時代には、
6:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:14:07.52 ID:XVB8s0iW0
この「力こそ全て」とも形容される闘争と暴虐の世界にて、
彼らは際限なく戦い、そして殺しあった。
そして熾烈な競争と増幅現象の果てに、
超越的な力を有する者が次々出現し、
7:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:14:35.90 ID:XVB8s0iW0
こうした全能神格がひしめく状態では、
その力が干渉しあい、世界そのものが安定を失うこととなる。
法則が破綻した「血の世界」はあらゆる事象に歯止めがきかなくなり、
力の増幅現象がさらに加速するという悪循環に陥ることとなった。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:15:05.17 ID:XVB8s0iW0
ただし、本来の完全たるOMNEからすれば
この「侵犯者」たちすらも矮小な存在でしかなかった。
「侵犯者」たちはOMNEと同種の力を取得したとはいえ、
それらは所詮複製された断片に過ぎなかった。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:15:32.72 ID:XVB8s0iW0
こうして全ての秩序が崩壊した。
OMNEによって定められていた境界が消え、
無限の世界同士が重なり、すべての時間軸がひとつに溶け合い、
そして現実が混濁していった。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:16:08.40 ID:XVB8s0iW0
とはいえこの時、彼ら自身は、
この著者のごとき現象そのものには気づいていなかった。
「侵犯者」自身ですら、
自ら有するOMNEの力を解明しきっているわけではなく、
11:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:16:40.08 ID:XVB8s0iW0
他世界の全能神たちはこの時、悉くがその全能性を喪失していた。
オリジナルのOMNEの崩壊によって
彼らの存在基盤たる各世界の枠組みも崩壊し、
その全能性の力を形成していた法則も共に消失していた。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:17:14.65 ID:XVB8s0iW0
このようにして魔族によって塗り潰された現実は、
光を飲みこむために『闇』と呼ばれた。
闇の膨張は全てを飲みこむ勢いであり、
最終的には「難民」が逃れた虚無にも達して
13:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:17:52.85 ID:XVB8s0iW0
3 『光』の女王
現実世界に砕け落ちたOMNEは
この墜落により初めて他者から存在を認識され、
14:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:18:22.67 ID:XVB8s0iW0
その『光の女神』は目覚めるや、
まず惨憺たる現実世界の状況に嘆いた。
そしてこの嘆きを抱かせる良心こそ自分の基層であると自認し、
それによって彼女は自己同一性を獲得した。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:18:56.28 ID:XVB8s0iW0
この女神は様々な名で呼ばれたが、
後世では祝祭/祝宴を意味する『ジュベレウス』の名が最も知られている。
それまで逃げ延びることができた原初世界群の神々は
こぞってジュベレウスの下に集結し、
16:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:19:35.56 ID:XVB8s0iW0
こうしてジュベレウスのもと
現実への干渉能力を取り戻した神々、
その武力は絶大なものだった。
力が全て回復したわけではなく、
17:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:20:06.63 ID:XVB8s0iW0
また彼らは全能性を失っていたにせよ、
己の周囲環境を変える程度のことは可能だった。
それ自体は幻まがいの産物であったものの、
原初のOMNEたるジュベレウスから観測されることで、
現実として固定することが可能だった。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:20:34.64 ID:XVB8s0iW0
この『天界』の神々は
無数にあった原初世界群の出自である以上、
様々な性質の雑多な集団であり、
ジュベレウスのもとに集った目的もまた様々だった。
19:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:21:04.26 ID:XVB8s0iW0
4 『闇』の女王
天界の出現、そして組織的な反撃をうけ、
魔側も見よう見まねでこれに対応しようとした。
20:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:21:49.81 ID:XVB8s0iW0
『クイーンシバ』は、ジュベレウスと異なり
世界の修復等にはなんら興味を示さず、
指導者らしき振る舞いも一切とらなかった。
また常に現実表層に存在していたジュベレウスとはこれまた異なり、
21:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:22:21.50 ID:XVB8s0iW0
こうしたクイーンシバの目覚めとその影響は、
光側に傾いていた戦況を一変させた。
彼女の目覚めが遅れたのは、
OMNEとしての破片の力が大きすぎて
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