437: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/13(水) 23:11:39.92 ID:vXrKmZ+x0
◇◇◇
「あれあれ。夏帆ちゃんと天音ちゃんだー。ふふふ、何してるかは聞かないよ? でも分かるよね?」
438:名無しNIPPER[sage]
2021/10/13(水) 23:16:52.77 ID:XSDRzLvu0
それ
439:名無しNIPPER[sage]
2021/10/13(水) 23:17:51.96 ID:XSDRzLvu0
7でゾロが出たんだが
440: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 00:34:33.98 ID:6fC21ecn0
【>>438
7:1位
7でゾロ目のため? 満点で優勝になります。】
「優勝は、四条夏帆・春宮天音ペアーーっ!」
441: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 00:35:05.41 ID:6fC21ecn0
結果発表が終わると集まっていた人も捌けていく。
残ったのは入賞した3チームと数名の生徒の他、設営スタッフの方々だった。
「天音ちゃん、ちょっといい?」
「春宮様、少しお時間よろしいでしょうか」
442: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 00:35:40.73 ID:6fC21ecn0
「正直、ここまでとは思ってなかった。生徒会に誘ったりした身でこんなこと言えないが、変に目立ちすぎるなよ。敵は同級生だけじゃないんだからな」
「……はい、わかっています。ご忠告ありがとうございます」
443: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 00:36:10.86 ID:6fC21ecn0
「そう……ですよね。失礼いたしました。貴女のことは見かけた覚えがありませんでしたので、お伺いするまでもありませんでした」
掴めない話に、わたしは「はぁ」と相槌を打つことしかできない。
東雲さんは一息つくと、改めていつも通り微笑んでくれる。
444: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 00:36:37.32 ID:6fC21ecn0
◇◇◇
昼食を経て、貰った商品券を折半して夏服の購入資金へと充てる。ほんの2着も買えば、7500ポイント分の商品券は消えて自腹の域に達する。
自腹で15000ポイントほど追加で使用して、ひとまず直感で欲しいと思った夏服は揃え終わる。
445:名無しNIPPER[sage]
2021/10/14(木) 09:01:29.27 ID:ehaAAVL/O
1
446: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 22:38:03.22 ID:6fC21ecn0
【>>445
1:「先輩、困ってることありませんか?」】
注文していた品が届いた頃、わたしは今朝からずっと気になっていたことを遠回しに聞いてみることにした。
447: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/14(木) 22:38:38.66 ID:6fC21ecn0
確かに満点を取るというのはやりすぎだったかもと反省はしている。
「謝ることではありません。私としても良い経験が出来ましたし、商品券も戴けましたからね。多少目立つくらいどうってことないです。……ただ、そうですね」
一転、表情を曇らせた先輩はアイスレモンティーで喉を潤した後、目を伏せて話し始める。
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