236:名無しNIPPER[sage]
2021/09/20(月) 15:57:01.95 ID:vN8FU7k30
よう実度外視したなら見れるけど
正直よう実っぽくはないですね
237: ◆yOpAIxq5hk[sage]
2021/09/20(月) 16:28:08.08 ID:n4KgulOUO
ID変わっていますが>>1です。
>>236
現在、ちょうど4月が終わった段階になります。
5月1日に学校の制度について改めて説明、中間テストの告知が行われ、中間テスト後は特別試験を考えています。
238:名無しNIPPER[sage]
2021/09/20(月) 19:51:15.78 ID:2661leSio
乙 期待
239: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:00:14.27 ID:6iS857jM0
【昨日は続きが出来ず申し訳ありませんでした。
再開します。】
240: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:00:39.70 ID:6iS857jM0
5月1日。
わたしは起きて真っ先に学生証端末を起動した。
顔写真、氏名、学生番号、クラス、そして保持ポイント。昨日と一箇所だけ変わっている部分に注目する。
241: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:01:13.95 ID:6iS857jM0
◇◇◇
珍しく教室に一番乗りしたわたしは1日のスケジュールを確認した後、なんとなくタブレット端末を手に取って自習を始める。
とっくに学習し終えている高校一年生の範囲の教科書に真新しいことは書いていないが、それでも過去の偉人らが見つけてきた功績を眺めるのは悪くない。
242: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:01:52.04 ID:6iS857jM0
その辺りも含めて、生徒会一料理上手な洋食屋の娘である四条夏帆さんに聞いてみよう。実際のところは愛情なんて不要だと一蹴されるかもしれないが─────。
と、そのときだった。
ガラッと教室前方の扉が開かれる。
243: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:02:18.35 ID:6iS857jM0
「自らに何かを強いることは過ちだ。目標を掲げて突き進むのが人間─────って、僕のお世話になった人が日常的に言っていてね。こうして一番乗りを目標にして努力する分にはいいけど、朝5時とかに目覚ましをかけて無理やり来るのは違うんじゃないかって」
「……おぉ。なるほど。良いこと言うね、その方」
244: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:02:49.82 ID:6iS857jM0
彼は、私の前で窓の外を眺めるように佇む。
その姿は、なんだか見覚えがあるような気がした。
「いや、今のは春宮さんの言葉を遮っただけだ。特に深い意味はない。ただ本当に、僕のことはあまり詮索しないでくれって話だ。訳ありな人間なんていくらでもいるんだから」
245: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:03:22.62 ID:6iS857jM0
「─────ノリが良いんだね、春宮さんって。ノってくれなかったらどうしようかと思った」
「うん、でも途中のセリフ忘れちゃった。ごめんね?」
246: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:04:00.36 ID:6iS857jM0
◇◇◇
朝のホームルームを報せるチャイムが鳴ると同時に、くたびれた背広を着た伊藤先生がやって来る。
表情、無精髭、ボサボサの髪、足取り、その全てが先週と何ひとつ変わらなかったものの、なんだかいつもと異なる雰囲気を感じた。
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