226: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:00:54.40 ID:ClJgpcB/0
◇◇◇
わたしが到着した頃には先輩が正門近くに立っていた。
結構早めに着いたはずだったが、先に来ていたユキ先輩に驚きを─────いや、そんなことじゃない。ユキ先輩の格好にわたしは驚いた。
227: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:01:30.82 ID:ClJgpcB/0
「今日は何するんですか?」
「ちょっとばかし生意気な陸上部をシメにいく」
228: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:02:05.69 ID:ClJgpcB/0
気を良くした乙葉先輩はすべての部活にご飯奢りを掛けた試合を申し込もうとしてたところを、生徒会役員全員で止めた─────はずだったが、これはどういうこと?
側からは進んで喧嘩を売っているように見える。
「新庄、お前は長距離だったな」
229: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:02:35.20 ID:ClJgpcB/0
◇◇◇
携帯に続々と通知が届く。
230: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:03:02.92 ID:ClJgpcB/0
この半月の間、部活動との対決ばかりだ。肝心の生徒会としての仕事はほとんどしていない。わたしの知らないところでBクラスのいざこざを対応していたという話は聞いたが……。
「よし、ちょっと外で動こうか。1時間くらい遊んだらケヤキモールに行こう。勝利祝いだ、多少は奢ってやる。いや、そういえば飲み物の礼がまだだったな」
ユキ先輩と最初に出会ったとき、わたしは水泳の授業で一位を取ったボーナスとして5000ポイントを貰った。その臨時収入をもとにユキ先輩達には飲み物を奢ったこともあった。
231: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:03:36.15 ID:ClJgpcB/0
◇◇◇
陸上部との激闘を終えたわたし達はケヤキモールへと移動する。休日に制服を着ているのは少し浮いているような気もするが、周りからの視線は特に感じなかった。
232:名無しNIPPER[sage]
2021/09/20(月) 12:56:25.95 ID:4VQedhm60
2
233: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 15:44:49.81 ID:ClJgpcB/0
【>>232
2. 「ユキ先輩って料理とかできますか」】
料理が運ばれてくるのを待っている間、ふと思いついたことを聞いてみる。
234: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 15:45:16.91 ID:ClJgpcB/0
「そうか。なら、夏帆を頼るといい。アイツは実家が洋食屋で、何度か作って貰ったがどれも絶品だった。手際も良いし、学べることもあるだろう」
「はい、わかりました。頼ってみます」
235: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 15:45:47.49 ID:ClJgpcB/0
【一旦ここまでにします。今晩、続きをします。
現在の色々です。
春宮天音
学力:97(超優秀)
身体能力:99(超優秀)
236:名無しNIPPER[sage]
2021/09/20(月) 15:57:01.95 ID:vN8FU7k30
よう実度外視したなら見れるけど
正直よう実っぽくはないですね
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