226: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/20(月) 12:00:54.40 ID:ClJgpcB/0
◇◇◇
わたしが到着した頃には先輩が正門近くに立っていた。
結構早めに着いたはずだったが、先に来ていたユキ先輩に驚きを─────いや、そんなことじゃない。ユキ先輩の格好にわたしは驚いた。
「おはようございます。待たせてしまいましたか? というよりその制服は……」
「おう、いきなり質問だらけだな。まず待ってない。さっき着いたところだ、本当に。で、これはこの学校の夏服だな。ポイントを払えば制服と着る権利を購入できる」
「はー、なるほど! 参考にします!」
暑さにめっぽう弱い方ではないが、これは良いことを聞けた。この制服も可愛くて気に入っていたが、夏服のデザインも良さげだ。
本格的な夏になったタイミングでアナウンスされるのだろうか。そんなことを考えながらユキ先輩の後を着いていく。
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