115: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/10(金) 21:07:53.50 ID:i4SyU8OG0
undefined
116: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/10(金) 21:08:42.83 ID:i4SyU8OG0
【おそらく文字数超過です。】
とはいえ同じクラスで席も近く、一応同じ性別だ。そこまで警戒されていないと踏んでいたが、この様子では極度の人見知りらしい。自分以外の三十九人の前で自己紹介するのはともかく、こうやって喋ることにも抵抗感を示されると悪いことをした気持ちになる。
「ぁ……えっと、わたしは、行かない、です」
117: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/10(金) 21:09:12.80 ID:i4SyU8OG0
「うん、ありがとう。じゃあ早速、これからでも大丈夫かな? 一回、寮に戻った方がいい?」
「できればこのまま、でもよろしいですか?」
118:名無しNIPPER[sage]
2021/09/10(金) 21:32:30.58 ID:bsz9PU1M0
2
119: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:10:44.01 ID:OCYa+xYb0
【>>118
2.カフェ
コンマ1桁が8のためイベント発生です。】
買い忘れたものと言っても、学校で使用する文房具を少々。ポイントとしては七百ポイント、時間にして十五分程度で済んだ。
120: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:11:12.87 ID:OCYa+xYb0
もし明日、早見さんとの時間を作れなかったら当初のスケジュールが崩れる。ここは彼女と二人きりの時間を作るべきだろうと判断した。
「そんな、お礼なんて…」
わたしと目が合うと、すぐに逸らされる。
121: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:11:51.97 ID:OCYa+xYb0
二人でその列に並び、学生証端末でメニューを確認する。今回は店頭注文の運びになるが、先に席を取って学生証端末で注文後に受け取りだけを行う手段もよく利用されているようだ。
「わたしは決めたけど、早見さんは?」
「ぁ……えと、これを…」
122: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:12:17.74 ID:OCYa+xYb0
わたしが飲んだのを確認した後、早見さんも一口。
かなり美味しかったのか、表情に出ている。
「本格的な授業は明日からだね」
123: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:12:44.68 ID:OCYa+xYb0
そんな彼が向かってくるのは、こちら側。
とてつもなく嫌な予感がした直後のことだった。
「お前が春宮か?」
124: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:13:12.37 ID:OCYa+xYb0
それからすぐに彼は話を切り出す。
「俺のクラスへ来い、春宮」
「────?」
125: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:13:39.02 ID:OCYa+xYb0
まず間違いなく毎月一日に全生徒へ『十万ポイント』が支給されていれば、それらを利用する生徒はほぼ皆無と言ってもいいだろう。しかし今の話を聞いて、もし二千万ポイントを貯めるための節約の一環として無料配布のモノが用意されているとすれば────いや、あるいはその両方のためか。
どちらにせよ興味深い話のため続きを聞くことに。
「続けてください」
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