結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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827: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:50:50.83 ID:7SptLiMdo


 我ながらいい加減な発言だな、と食蜂は笑う。『心』などと言う少年と大差ない。
 奇跡とは起きないから奇跡という。万が一どころか億が一の確率でも起きない事象なのだと食蜂は考えている。
 たった数百しかないサンプルでそうやって決めつけるなんて、奇跡なんてそこらに転がっていると言っているようなものだ。
以下略 AAS



828: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:51:27.10 ID:7SptLiMdo


一方通行「しかし、オマエ本当にイイのかよ?」

結標「なにが?」
以下略 AAS



829: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:52:13.62 ID:7SptLiMdo


一方通行「何かおかしいこと言ったかよ?」

結標「甘いわよ一方通行。大方、私が貴方のことを好きとか言ってしまったから両想いだと勘違いしてしまったんだろうけど、私は同じくらい貴方が嫌いとも言ったわよね?」
以下略 AAS



830: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:53:17.20 ID:7SptLiMdo


 ざわざわと病室の外の廊下から騒がしい声が聞こえてきた。
 その声の数は二人三人とかじゃなく一〇人近い数はいる。
 男の声や女の声。大人の声や子供の声。
以下略 AAS



831: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:55:01.40 ID:7SptLiMdo


 一方通行たちが入院している病院の遥か上空。
 何もないはずの空中に足を付けて立っている少女がいた。
 風斬氷華。彼女の体には弾けるような音と共に白い電気のようなモノが小さく走っている。
以下略 AAS



832: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:55:39.30 ID:7SptLiMdo

 
 一方通行と結標淡希はファミリーサイドの二号棟のエントランスにいた。
 あれから一日経ち、二人は自宅療養ということで退院となった。
 退院時間は午後の三時だったが、いろいろあって出るのが遅れ、ここに辿り着いたのが午後五時過ぎとなっていた。
以下略 AAS



833: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:56:20.69 ID:7SptLiMdo


結標「……なるほどね。大方、私たちの退院パーティーでも開いてくれるのかしら?」

一方通行「そォいうこった。面倒臭せェ」
以下略 AAS



834: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:57:10.99 ID:7SptLiMdo

 
一方通行「何言ってンだこのクソアマはァ!? ンなわけねェだろォが!」

結標「ひっ、い、いや、だって言った瞬間、目逸らしてたし」
以下略 AAS



835: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:57:46.26 ID:7SptLiMdo


 私は結標淡希。九月一四日以降の約半年間の記憶がない、記憶喪失です。

 この半年間『私』がどう過ごし、何を思っていたのかなんて私はわからない。
以下略 AAS



836: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:58:54.91 ID:7SptLiMdo





以下略 AAS



837: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 19:00:19.20 ID:7SptLiMdo

というわけで終わり
もうおらんやろけどここまで読んだ人がおったらおつかれした

伏線回収のための蛇足編のはずなのに全回収どころか逆に増えてるような気がするのは気のせい
以下略 AAS



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