狐娘「妾は老いることも死ぬこともないケモノじゃ」
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89: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:28:57.63 ID:7H4INTzK0
サッ、ササッ
装束女「なぁに?そんじゃやっぱお前も見失ったか」スタッ
90: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:29:39.06 ID:7H4INTzK0
装束女「おーこわ♪」
装束男「あの男には接触しない方がいい」
91: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:30:20.61 ID:7H4INTzK0
幼馴染「……」
装束女「ねね、これがなんだか当ててみてよ」
92: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:31:00.77 ID:7H4INTzK0
装束女「あーあ、行っちゃった。お前も引き止めろよー使えないなぁ」
装束男「あれとは利害の一致でいるだけだろう。あまりちょっかいかけるな手間が増える」
93: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:31:34.42 ID:7H4INTzK0
ーーーーーーー
男「……」ザッザッ
男「……」ザッザッ
94: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:32:07.91 ID:7H4INTzK0
男「ここって…」
男(神社の裏の池……この人を初めて見つけた場所…)
95: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:33:10.91 ID:7H4INTzK0
狐娘「生き物が育つ様というのは、なかなかに悪くないものじゃ。こやつは植物じゃがな、それでもこうして見ているといつも考えることがある」
狐娘「これが子を見守る親の気持ちなのか、とな」
96: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:34:52.18 ID:7H4INTzK0
男「……………」
狐娘「……」
97: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:35:23.51 ID:7H4INTzK0
98: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:36:07.69 ID:7H4INTzK0
男「……その日は、塾の授業日だったんです」
男「僕の親は少しだけ厳しい人で、まだ小学校に入りたての僕は毎日のように塾へ通わされてました」
99: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2021/05/27(木) 02:37:10.30 ID:7H4INTzK0
男「…空き巣が入ったんです」
男「いつもは塾の送り迎えでいない時間帯を狙ってたらしくて、鉢合わせしたお父さんとお母さんをそのまま……」
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