96: ◆3m7fPOKMbo[saga]
2020/12/06(日) 16:36:52.16 ID:SFVSklzr0
あなた(求めていたのは愛だった。宮殿よりもはるかにでかくて、暖かくて、それで優しい愛を)
あなた(甘い果実が実る林、朝を迎えればその香りが届いて、それは美しい場所だ)
97: ◆3m7fPOKMbo[saga]
2020/12/06(日) 16:38:05.91 ID:SFVSklzr0
あなた(ミサイルアラートのように痛む頭、時折視界に乱入してくるレッドアウト)
あなた(よほど疲れてるのか…こんな変な場所でうたた寝していたみたいだ)
あなた(なんでここで寝てたんだっけ…ああ、そうだ)
98: ◆3m7fPOKMbo[saga]
2020/12/06(日) 16:39:08.12 ID:SFVSklzr0
あなた「……その事でなかなか頭を痛めてはいるよ。にこさんの事でね」
歩夢「…ランジュさんを嫌がったの?」
99: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:40:03.14 ID:SFVSklzr0
歩夢「嘘つき」
歩夢「じゃあ、なんで偽物のランジュの楽曲を作り上げて、ミアに渡したの?」
あなた「なっ――――――――」
100: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:40:52.46 ID:SFVSklzr0
9/Archange with Wings of dark blue
しずく(風ではためくジャージが、夕暮れのオレンジの光に照らされて、闇色の羽をまき散らすようだった)
101: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:43:42.07 ID:SFVSklzr0
あなた「お前は私の二か月をただのゴミにしやがった! 大切な、大切な大切な大切な人を傷つけるような事をしなければならなくなった! 手を伸ばすことも出来やしない! エマさんを泣かせた、歩夢ちゃんからステージを奪った、かすみちゃんに憎しみを抱かせた、彼方さんから時間を奪った、せつ菜ちゃんに――――――――」
果林「ゴミだなんて、そんな事ない! あなたはパワーアップしてたじゃない、確かに!」
あなた「二か月の時間をただクズにしていた! されていた! 私が”いらない”なら、私のこれまではゴミ以外でも何でもない! 私は二か月という無駄な時間を過ごす羽目になった!」
102: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:44:58.83 ID:SFVSklzr0
あなた「私の何がわかる」
歩夢「あなたの事だから、わかるよ」
歩夢「その為にキラークイーンで、同好会の皆を…いや、虹ヶ咲学園を救済しなきゃって思った。だけど、それはうまくいかない」
103: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:45:48.84 ID:SFVSklzr0
せつ菜「…!」ぞわり
せつ菜(それは狂気そのものの笑みだった)
せつ菜「あなたは……虹ヶ咲学園を救済する為っていう、大義名分を得てしまいました。学園の裏で動く人たちもランジュさんを煙たがってるところがありました。だから、余計にそれを実行する理由を得てしまいました」
104: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:46:21.92 ID:SFVSklzr0
あなた「他の計画がだめでも、これだけだって充分出来る」ニヤァ
せつ菜「最後の爆弾…バイツァ・ダスト…! 何をたくらんで!」
あなた「キラークイーン最後の爆弾はまだ完成してないとはいえ、仕込まれてるよ。今、この場にね!」
105: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/06(日) 16:47:39.62 ID:SFVSklzr0
あなた「”ぶきみなわらいが あらわれた”」
カチッ
ランジュ「ひっ……いや、いやぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」
123Res/223.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20