98: ◆3m7fPOKMbo[saga]
2020/12/06(日) 16:39:08.12 ID:SFVSklzr0
あなた「……その事でなかなか頭を痛めてはいるよ。にこさんの事でね」
歩夢「…ランジュさんを嫌がったの?」
あなた「会談させてから決める、だってさ。困った事にね」
歩夢「話し合う場を設ければいいと思うよ」
歩夢「逆に聞くね」
歩夢「なんで話し合わせたくないの?」
あなた「埋伏の毒とはいえ、目の前で他校の人間と喧嘩なんかされたら大目玉を食らうのは私だからね、リスクは避けたい」スック
歩夢(立ち上がったあの子の肩で、袖の通されないジャージが風ではためいた)
歩夢(夕暮れのオレンジ色の光に照らされて、はためくそれは、羽に見えた。エマさんが言う、羽に)
歩夢(闇色に染まった大天使の羽。そう、闇色に染まってしまった大天使の羽だ)
歩夢「その心配はないと思う。喧嘩にはならない」
あなた「なんでそう言い切れる?」
歩夢「あなたがそうした」
あなた「あっはっは、愛ちゃんを真似て冗談キャラにでもなったの、歩夢ちゃん?」スタスタ
歩夢「ううん、違う。あなたがランジュさんをにこさんに会わせたくない本当の理由は―――ランジュさんが本当に心の奥底から皆に謝って、一緒にスクールアイドルをしたいって思ってるから。μ’sの皆がランジュさんをスクールアイドルとして認めてしまわれては困るから」
あなた「――――歩夢ちゃん」
ガチャリ ゾロゾロ
あなた「……みんな……みんな揃ってる……それに…ランジュも……」
あなた「すごい珍しい組み合わせだね」
歩夢「お願い。バカなことはやめて」
歩夢「責任感が強くて、一生懸命で、それでいて応援してくれる。だから…頼り切った。だから今回もあなたなりに何とかしなきゃって思って、それで」
歩夢「キラークイーンを、止めて」
あなた「歩夢ちゃん、言ってる意味が―――――」
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