97: ◆3m7fPOKMbo[saga]
2020/12/06(日) 16:38:05.91 ID:SFVSklzr0
あなた(ミサイルアラートのように痛む頭、時折視界に乱入してくるレッドアウト)
あなた(よほど疲れてるのか…こんな変な場所でうたた寝していたみたいだ)
あなた(なんでここで寝てたんだっけ…ああ、そうだ)
あなた(キラークイーンだ。最終段階まで来て、問題が消えない)
あなた(こんな滅茶苦茶に疲れるぐらいに。けど、それさえ終わればいいんだ。終わればいいんだ)
あなた(ああ、くそ。昼のランジュの、辛そうな顔が消えない。それで、なんで)
あなた(胸が痛む。なんでだよ。ランジュのせいだぞ。今までの事は)
あなた(なのになのになのになのに! 同情するような相手か!?)
ガチャリ!
あなた「……歩夢ちゃん…どうしたのさ、こんな場所に来て」
歩夢「探してたの」テクテク
歩夢「隣…いいかな?」
あなた「いいよ」
歩夢「……髪が濡れたままだよ。シャワー室に入ってたの? それに…また、ジャージ着てる」
あなた「ああ、ちょっとね」
歩夢「合同ライブの話なんだけど」
あなた「…ん、ああ。なんだい?」
歩夢(向こう側の校舎にはようやく愛ちゃん達が着いたみたい。果林さん、やっぱり…この子を見て泣いてたんだ…)
歩夢(でもこの子は気づいてないみたい)
歩夢「あの話…本当は、あなたがランジュさんに言ったんじゃないの?」
あなた「…どうしてさ」
歩夢「あなたが考えそうな事だから。同好会の私たちではステージに立たせるつもりのなかったランジュさんが、同好会のメンバーも含めて合同ライブしたいっていうのも、何か変なの」
あなた「歩夢ちゃん」
あなた「なんで過去形みたいに言うのさ。立たせるつもりのないの間違いだよ」
歩夢「あなたがそうしてくれたから。そうでなければ、合同ライブのOKサインは出ない」
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