高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「朝を過ぎてのカフェテラスで」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:04:46.11 ID:uAboRNa/0
藍子「もう、加蓮ちゃんっ。でも今のアイディアすっごくいいです! 帰ったらモバP(以下「P」)さんに……一緒に、相談してみませんか?」

加蓮「相当乗り気だね。じゃ、帰ったら相談する話ってことで。スマフォにメモっとこ」

藍子「ファンのみなさん、どんな写真を見せてくれるかな……♪」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:05:15.13 ID:uAboRNa/0
藍子「ふうっ。……また、ちょっぴり熱くなっちゃった」

加蓮「いいよいいよ。テラス席、他に誰もいないし。ま、誰かいても止めたりはしないけど」

藍子「そこは少しだけなだめてください……」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:05:45.23 ID:uAboRNa/0
藍子「……加蓮ちゃんも、熱くなってたってこと?」

加蓮「藍子みたいな素晴らしいアイドル、もっとたくさんの人に知ってもらいたいな、って」

藍子「もう……。またそういうことを言うんですから」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:06:15.46 ID:uAboRNa/0
藍子「それから、寂しがり屋さんなところと、何にでも好奇心を示すところと、あとやりたいことがいっぱいあるところ――」

加蓮「片っ端から並べんなっ」ペシ

藍子「きゃ」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:06:45.05 ID:uAboRNa/0
加蓮「っと、お腹すいた。コーヒーの注文もしてなかったし、ついでだからお昼にしよっか」

藍子「そうですね。私もお腹がすいちゃいました。加蓮ちゃんは、コーヒーにしますか?」

加蓮「そうするつもりだったんだけど……ご飯食べながらコーヒーってどうなんだろ」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:07:18.14 ID:uAboRNa/0
加蓮「……店員さんノリわるーい。そこで知ってるよって顔するのって最悪だよ」

藍子「まあまあ。無理なお願いをしてしまったのは、私たちですから。ええと、今日の日替わり定食を2人分と……ドリンクはどうしますか?」

加蓮「渋いお茶の気分かも」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:07:45.67 ID:uAboRNa/0
藍子「ちょっとだけ意識した……自然な笑顔……」

加蓮「あーあ、考え込んじゃった」

藍子「――」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:08:15.64 ID:uAboRNa/0


□ ■ □ ■ □


以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:08:45.39 ID:uAboRNa/0
藍子「……?」

藍子「ごくんっ」

藍子「加蓮ちゃん、さりげなく菜々さんに失礼なことを言ってますよ?」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:09:15.14 ID:uAboRNa/0
藍子「ごくんっ。茜ちゃん、きっと喜んで協力してくれると思います。今度スケジュールを聞いておきますね」

加蓮「いいよいいよ。それくらいならやるってば」

藍子「……」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:09:48.99 ID:uAboRNa/0
加蓮「そういうさ、1人で面倒なことを勝手に考えるのとか、自分が遠ざけられてるのに嫌な思いをして、だけど何も言わないでいるのってさー……昔の自分を見さされてるみたいで、ちょっと嫌なんだけど」

藍子「……、」

加蓮「いや……違うよね。昔の自分みたいじゃなくて、昔の自分の、嫌なところを見さされてるみたいってこと」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:10:15.26 ID:uAboRNa/0
藍子「加蓮ちゃんのお話を聞いていて……そっか、これが前の加蓮ちゃんの気持ちなんだ、って思ってしまったんです」

加蓮「はあ。……って、おい」

藍子「そっか〜……って。実は、ちょっぴり嬉しいって気持ちも――」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:10:46.18 ID:uAboRNa/0
藍子「加蓮ちゃんが笑ってくれたら、もっと元気になってもらうために……どこに連れていこっかな? こういう時って、カフェのようにのんびりできてしまう場所よりも、嫌なことを忘れて、思いっきりはしゃげる場所の方がいいですよね」

藍子「そうだっ。遊園地とかはどうでしょう。ショッピングもいいなぁ。加蓮ちゃんなら、新しいコーデを探している間にあっという間に元気になっちゃいそう♪」

藍子「その後で……少しだけ振り返って」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:11:15.29 ID:uAboRNa/0
加蓮「ってことで、そろそろ未来に向かって歩きだそっか?」

藍子「はいっ。いつまでも昔のことばかりお話していたら、歩くことができなくなっちゃいますから」

加蓮「だから加蓮ちゃんの黒歴史を追体験するのはやめようねー」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:11:45.24 ID:uAboRNa/0
加蓮「加蓮ちゃんのモノマネをやったら空気を凍ったと」

藍子「そ、そこまでではありませんっ。ただ、未央ちゃんも茜ちゃんも、あと……Pさんと、柚ちゃんもいたのかな? みなさんぽか〜んと固まっちゃって」

藍子「どうしたんだろうって思って、未央ちゃんに話しかけたら、びっくりしたって言われて……」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:12:15.62 ID:uAboRNa/0
藍子「そうそうっ。今度、加蓮ちゃんが私のものまねをやるところが見てみたいって言っていたのも、思い出しましたっ。加蓮ちゃんに会うなら、伝えてほしいって」

加蓮「それ前にやったことあるんだけど……。えー、藍子のマネ?」

藍子「私も見てみたいですっ。あ、でもちょっぴり見たくない気持ちもあるかも……。自分のまねをされるのって、どう見たらいいのか分からなくなっちゃいますね」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:12:45.33 ID:uAboRNa/0
藍子「今度はいつ、みんなで集まれるかな。みなさん忙しいですから。もちろん、加蓮ちゃんも」

加蓮「藍子もでしょー」

藍子「えへへ……。……ぁふ……」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:13:16.41 ID:uAboRNa/0
藍子「赤信号を待っている間、辺りを見渡してみたんですけれど……まるで違う世界みたいな雰囲気と、いつも通りに行き交う車がミックスして、とっても不思議な光景でした♪」

加蓮「そういう合わない感じも、1つの魅力なのかも?」

藍子「そうかも……? 加蓮ちゃんにも、おすすめしますよ。夜明け前のお散歩♪ あっ、でもひょっとしたら危ないかもしれないので、加蓮ちゃんのお父さんやPさんに、ついてもらいましょうね」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:13:47.48 ID:uAboRNa/0
藍子「もし、興味が出てきたら、ぜひ言ってくださいね。お話していたら、私もまた歩きたくなっちゃいました」

加蓮「じゃあ、ちょっと違う世界に浸りたくなった時に、かな?」

藍子「違う世界に浸る……」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:14:15.69 ID:uAboRNa/0
藍子「朝早く……ううん、朝が来る前に、いつもの街をお散歩して……違う世界に行ったような気分になって」

藍子「その後は、収録があって、いつもとは少し違う私、アイドルの高森藍子になりました」

藍子「だからかな。今日、カフェで加蓮ちゃんを待っていて……」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/11(日) 19:14:45.37 ID:uAboRNa/0
加蓮「このまま倒れちゃったら痛いし、起きちゃうだろうし。店内まで運んでいってもいいけど……それもなんだかって感じ。私も、もうちょっとここにいたいし」

加蓮「じゃ、格好が悪くなっちゃうけど椅子を並べて横にさせてあげよっかな。他にお客さんがいないから、椅子を借りても大丈夫だよね」

加蓮「ま、店員さんに言っとかなきゃ。……うんっ。今空いてそう。じゃあ――」スクッ
以下略 AAS



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