高垣楓「あなたがいない」
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98: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/20(日) 22:12:45.95 ID:LTP9DQ6S0

「高垣さんは最近、まとまったお休みを取ったとか。どうでした、お休みは」

 番組の収録。司会の方からインタビューを受ける。

以下略 AAS



99: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/20(日) 22:13:14.98 ID:LTP9DQ6S0

 クリニックに通い始めて二か月。
 睡眠はそこそことれているような気がするけれど、仕事のパフォーマンスはさっぱり上がらない。私は少し焦っている。

「先生」
以下略 AAS



100: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/20(日) 22:13:41.75 ID:LTP9DQ6S0

※ 今日はここまで ※

ではまた ノシ


101: ◆eBIiXi2191ZO
2020/09/21(月) 22:49:44.72 ID:brMXuKjJ0

投下します

↓ ↓ ↓



102: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 22:50:25.24 ID:brMXuKjJ0

 ライブに向けていろいろなことが進んでいく。使う予定の曲はほぼアレンジが終わっていて、私はボーカルレッスンに勤しんでいた。

「はい。結構です」
「ありがとうございます」
以下略 AAS



103: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 22:50:56.33 ID:brMXuKjJ0

「ここはアコギメインで、編成をアコギとピアノ、パーカスのトリオでどうかと」

 我々チームを含む、ライブスタッフのミーティングが続く。ここにアイドル自身が加わる必要はないのだけれど、私はできるだけ参加するようにしていた。
 スタッフメンバーからレジュメを渡され、簡単に目を通す。なるほど、編成の確認か。
以下略 AAS



104: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 22:51:41.96 ID:brMXuKjJ0

 私がこうして意見を述べることは、そう多くない。Pさんがいた頃はそれこそ、Pさんにお任せして問題ないとさえ思っていた。
 今回もそのスタンスには違いないはずだったのだけれど、周りのスタッフが気を遣ってくれているためか、私に意見を求める機会がわりとある。
 あらかたの編成は決まったところで、次の議題に移る。ライブの日程は半年前に押さえてあるので、当日までの営業の確認だった。
 予定されている営業活動は、滞りなく進んでいる。私の体調のことがあって心配ではあったけれど、営業メンバーの努力でなんとかしのいでいたらしい。
以下略 AAS



105: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 22:52:39.30 ID:brMXuKjJ0

「なるほど。会議中に眠ってしまう、と」
「はい」

 先生との問診で、私はこのところの居眠りを打ち明けた。
以下略 AAS



106: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 22:53:06.66 ID:brMXuKjJ0

「先生」
「なんでしょう」
「本当に、申し訳ありません」
「いえいえ、高垣さんがきちんと自分に向かい合っているわけですから、私はそのお手伝いだけですよ」
以下略 AAS



107: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/21(月) 22:53:37.33 ID:brMXuKjJ0

 薬を最大量まで増やして二週間。効果が出てきた気がする。
 なにより、動きが軽く感じられるのだ。

「よしそこまで! 高垣。だいぶキレが出てきたな」
以下略 AAS



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