56:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:10:01.48 ID:O0jAO63X0
――数時間後
育「う……」
57:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:10:28.80 ID:O0jAO63X0
まつり「古くさい価値観やしきたりは崩壊しつつある、ということなのじゃ。親藩大名から余のような者が現れている時点で窺い知れることなのじゃ」
育「た、確かに」
まつり「そんなわけでエミリーの今後については心配はいらぬのじゃ。それよりも育吾郎よ、余に何か申したいことがあるのではないか? 顔に書いておるのじゃぞ」
58:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:11:07.27 ID:O0jAO63X0
まつり「しかし子どもの骨がこんなにも……これから皆を供養してやらねばならんのう」
育「ええ。……あれ? この仏さんが首に提げているのって、ひなた殿のお守りだ」
まつり「そういえば山へ登る前、エミリーが村娘からお守りを受け取っているのを見たのじゃ」
59:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:11:42.94 ID:O0jAO63X0
――その頃
紬「本当にこれで良かったのですか?」
60:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:12:19.90 ID:O0jAO63X0
紬「良かったですね、エミリーさん。……しかし茉莉藩でもあの藩との交渉には難儀していたそうですが、よく身柄の引き渡しに応じてくれましたね」
朋花「そこに関しては我々の方が畑だということです。我が天空武士団を舐めてもらっては困りますよ〜」
紬「……エミリーさん、これからはこれからで何かと大変でしょうけど、どうか達者で暮らしてくださいね」
61:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:12:50.79 ID:O0jAO63X0
――それから50年後
エミリーの孫「おばあさま、ただいま!」
62:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 17:13:59.16 ID:O0jAO63X0
エミリーの孫「とっても可愛らしいですよね。この女性のほうの人形は、『こんじき雛』と呼ばれているそうです。なんでも、ある地方で縁起物とされているそうで」
エミリーの孫「伝承によると、とある村でのちに村の英雄となられた方の命を救った少女がいたそうです。曰く、その少女は金色の髪をした異国の人であったと……」
エミリー「……」
63:名無しNIPPER[sage]
2020/03/29(日) 17:14:26.89 ID:O0jAO63X0
ありがとうございました。
64: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2020/03/29(日) 17:26:59.47 ID:I97PAPAs0
ここの先輩劇中劇のヒール役板についてきたな
乙です
>>1
エミリー役 エミリー(13) Da/Pr
65:名無しNIPPER[sage]
2020/03/29(日) 17:45:26.78 ID:bGGdBUnDO
乙
貧乏旗本w
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