九頭竜八一「何がわかった?」夜叉神天衣「竜王になるための条件よ」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:23:54.19 ID:30BMMpCHO
(まだ時間はある。じっくり読みを入れよう)

盤面を睨みつけて、八一は深く読む。
しかし、それは最善手とは程遠い一手だった。
八一が手抜いた隙を突いた方が有利なのに。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:27:21.00 ID:30BMMpCHO
「しゃっ!」

バチンッ! と両手で思い切り頬を叩いた。
八一は深く反省して、気合いを入れ直した。
自分は挑戦者なのだと自らに言い聞かせた。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:32:42.39 ID:30BMMpCHO
(攻め手が途切れれば、負ける……!)

八一は直感していた。
この第六局を制した者が棋戦の勝者になると。
ここで負ければ、勢いと流れはあちらに傾く。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:35:11.62 ID:30BMMpCHO
(竜王……俺も、俺も楽しいです……!)

八一もまた、この将棋を楽しんでいた。
なにせ、格ゲーで言えば無限コンボだ。
ずっと俺のターンと言えばわかるだろうか。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:37:27.96 ID:30BMMpCHO
「……ふむ」

竜王が動いた。それは予想外の一手。

(んん? あれ? これって……)
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:39:56.49 ID:30BMMpCHO
「とまあ、こんな感じかな」
「なるほどね」

語り終えて、稽古も終わった。
まるでその時の棋譜をなぞるような指し回しだったのは、恐らく偶然ではないだろう。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:42:28.96 ID:30BMMpCHO
(棋譜を見れば先生が舐めプしたのがわかる)

天衣は八一の舐めプを見抜いていた。
同時にそれが妙手であることも。
相手に手を委ねるのは、あの名人の十八番だ。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:44:51.05 ID:30BMMpCHO
エピローグ

「……ふむ」

終局のあと、ひとり考える。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/05(水) 01:48:02.56 ID:30BMMpCHO
将棋にお詳しい皆様ならば前任者のモデルが誰であるかは言わずともおわかりだと思います。
重厚な受け、素敵ですよね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!


18:名無しNIPPER[sage]
2020/02/05(水) 07:41:40.65 ID:Tc7O+l/e0
ルール守れないゴミカスくん
日本語読めない障害者くん

どっちの呼び方がいい?


19:名無しNIPPER[sage]
2020/02/06(木) 10:49:05.61 ID:nvwy5KWTO
面白かった乙


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