119:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 10:43:06.61 ID:05gHMH560
「いいの?」
「ええ、勿論よ。約束する」
予想外の返答に一瞬呆ける巴マミ。そして理解が現実に追い付いたのか、
「ありがとう......!本当にありがとう......!!」
「別に気にしなくていいわ。わたしにもわたしの目的があってその為にやっているだけですもの」
120:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:54:20.61 ID:05gHMH560
言いかけた時、アレイスターに異変が起こった。
「ごぶっ......」
先程までは何の問題もなく、シャルロッテの攻撃も受けていない筈のアレイスターの口から血が垂れてきていた。それが引き金なのかアレイスターはその場にしゃがみこみ思いきり赤い鮮やかな血反吐を吐いた。
「ごふ......ごほっごほ......」
一瞬のことで何が起こったのか理解出来ずに固まってしまう少女達。そしてやっと理解が追い付き、
121:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:57:27.98 ID:05gHMH560
「いや......でも......」
「ではそこの暁美ほむらと言ったか。君が私をおぶってくれないか?そうすれば移動中も状態が悪化しないだろうしな」
「本当にいいのかしら?ここは病院の敷地内でもあるのよ」
「いや、病院は結構するよ。諸事情で病院にお世話になりにくくてな」
「......分かったわ」
122:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:58:47.98 ID:05gHMH560
「マミさん大丈夫ですか?」
「一旦休んだ方が......足も震えてますし......」
「マミ、僕も休んだ方がいいと思うよ」
みんな察していた。恐らく今まで見栄を張って恐怖を紛らわしていただけだと。当たり前だ人は誰でも恐怖から逃げたがる生き物だ。それに死の恐怖を味わってすぐにその恐怖が抜けるわけがないのだ。その為なのか魔女が居なくなった今でも魔法少女の格好をしている。普段の格好よりも魔法少女の方が心強いのかも知れない。しかしマミは後輩二人に迷惑をかけまいとしているのか、
「大丈夫よ、みんな先に行ってて」
123:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 11:59:16.30 ID:05gHMH560
124:松坂英治[sage saga]
2020/03/04(水) 12:00:02.97 ID:05gHMH560
ここまで前座、ここから本編
125:松坂英治[saga]
2020/03/04(水) 12:00:28.17 ID:05gHMH560
126:名無しNIPPER[sage]
2020/03/04(水) 12:28:01.06 ID:nSxIEQiSO
そんな、乱パが……
127:松坂英治[saga]
2020/03/05(木) 01:20:17.04 ID:xGRwSohb0
大型トラックはマミを撥ね飛ばした後、吹き飛んだマミの体を追うようにして再びマミへと追撃した。
「「マミさん!!」」
突き飛ばされてなんとかトラックに轢かれずにすんだ後輩二人はマミを呼ぶが時既に遅し。
そして、
ジャリジャリジャリジャリジャリジャリッッッッッッ!!!!!!という、タイヤと地面が噛む音が響く。どうやらタイヤが滑って上手く前へと進めないようだ。いや、正確にはタイヤと地面の間にある“何か”が潤滑油の役割をしているらしい。
128:松坂英治[saga]
2020/03/05(木) 01:29:06.59 ID:xGRwSohb0
ほむらはマミの方へと駆け寄り、ソウルジェムを当てている。その間アレイスターはマミを轢いたクソ野郎の面を叩きのめす為にトラックの座席へと移動したのだが、
「あ、」
間抜けな声がでた。
中にいたのは確かに小太りした中年の男で普通ならばこいつがクソ野郎ということなのだろう。
しかし中にいたのはそいつだけではなかった。
129:松坂英治[saga]
2020/03/05(木) 01:48:09.05 ID:xGRwSohb0
はい、ここから本編に入ります。やることはあまり変わりません。
※注意事項
・原作通り死人が出ます
・名前欄がウザイです(重要)
・コテハンがウザイです(重要)
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