10: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:02:16.25 ID:NBL3UyTw0
熊野「提督ほどの殿方なら妖の一つや二つ召し上がったことがあるでしょう?」
( T)「めっちゃ真剣な顔で聞いてくるけど完ッ全に頭可笑しい奴の発言だからな?」
秋月「あるんですか?」
11: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:09:35.45 ID:NBL3UyTw0
【次の非番】 ベルモンドヒバンデラス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
早朝五時
12: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:10:26.06 ID:NBL3UyTw0
( T)「よっしゃ、車乗れ。出発するぞ」
この鎮守府に元々置いてあった中古のハイエースに乗り、エンジンを掛ける
何故か全面スモークガラスなのは気にするな。天井やシーツに引っかき傷みたいなモノがあるのも気にするな。少なくとも俺は心当たりがない
13: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:15:45.95 ID:NBL3UyTw0
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―――
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14: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:17:15.94 ID:NBL3UyTw0
( T)「よーし、そんじゃ、作戦概要を説明するぞ」
熊野「あら、任務ですの?」
( T)「そうだよ、地元の猟友会からの依頼でな。お前らも知っての通りウチの鎮守府はバケモノの宝庫だ」
15: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:20:26.16 ID:NBL3UyTw0
( T)「そんで、ウチに限らず他所様の村町でも悪さする奴がいてな。悪戯で済めば良いんだが、稀に洒落怖レベルの被害に遭う場合もある」
( T)「そこで年に一度、こうして『怪異より人間の方が恐ろしい』と奴らに知らしめて、人里に降りてこさせないようにするのさ」
熊野「それって提督以外のお方に成し遂げられますの?」
16: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:21:07.67 ID:NBL3UyTw0
獣道を歩きぬけ、蔦やら枝やらをマチェットで切り払いながら凡そ三十分の道のり
普段鍛えてるだけあって、二人は軽く息切れする程度で遅れず着いてきている
( T)「ご到着っと」
17: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:22:42.69 ID:NBL3UyTw0
( T)「あ、あと秋月これ」
秋月「はい?これは……」
熊野「スリングショットですわね」
18: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:23:35.15 ID:NBL3UyTw0
熊野「ひぃ!!」
秋月「いやっ!!」
19: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:25:22.49 ID:NBL3UyTw0
秋月「ん……はっ、し、司令?秋月、一体……?」
( T)「ヤマノケに憑りつかれただけだ。もうぶっ殺したから大丈夫だ」
熊野「……それって洒落怖の怪談かしら?」
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