15: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 21:20:26.16 ID:NBL3UyTw0
( T)「そんで、ウチに限らず他所様の村町でも悪さする奴がいてな。悪戯で済めば良いんだが、稀に洒落怖レベルの被害に遭う場合もある」
( T)「そこで年に一度、こうして『怪異より人間の方が恐ろしい』と奴らに知らしめて、人里に降りてこさせないようにするのさ」
熊野「それって提督以外のお方に成し遂げられますの?」
( T)「俺が着任するまで寺生まれのGさんが何とかしてたらしいんだが、歳でな……」
熊野「ああ、あの和尚さん……人外って意外と多かったんですのね」
秋月「でも司令、今までそんな話……それこそ、あきつ丸さんや雲龍さんからも聞いたことが無かったのですが……?」
( T)「ああ、それな。あきつは一度連れてきたんだが、入り口付近でいきなり白目剥いて吐いちまってな」
秋月「えっ?」
( T)「いやあの時めっちゃビビったよ。痙攣は止まらないし泡吹くし失k」
熊野「これ以上は彼女の尊厳に関わるのでやめましょうね提督?」
( T)「はい。それ以来、毎年俺一人で何とかしてんだよ」
秋月「あ、あの、憑りつかれたり……するのですか……?」
( T)「さ!!この先に鳥居がある!!そこを通り抜けたら今日の狩場だ!!気合い入れてイクゾォ!!!」デッデッデデデデッ カーンッ
秋月「司令!?しれーい!?」
熊野「秋月さん」ポン
秋月「く、熊野さん……」
熊野「美味しいご飯の前に、困難は付き物……乗り越えたからこそ、食はもっと輝くんですのよ!!」
( T)「気概が凄い」
秋月「うう……遺書を書いてくるべきでした……」
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