7:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 22:58:30.69 ID:gbdzVW420
「シキさん、どうしたのでございますか?アイス一口食べるですか?」
するとシキさんの癖っ毛の一本がピョコンと撥ねて、お顔をこちらに近づけてきます。
8:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:01:10.07 ID:gbdzVW420
「ところでシキさんも暑くて疲れてしまったのでございますか?」
「いや〜実はそうじゃなくってさ〜」
9:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:03:03.05 ID:gbdzVW420
「そうだライラちゃん、お礼に良いものあげるよ!手を出してー」
そう言うとシキさんはポケットから小瓶を取り出すとライラさんの掌に白い粉をちょこんと乗せました。
10:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:06:03.03 ID:gbdzVW420
瞬く間の一瞬
認識すら追いつかない早業
11:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:07:35.54 ID:gbdzVW420
サラは口元に運ぼうとしたライラさんの手を優しく抑えつつ、シキさんの方を睨みつけています。
ライラさんが一人で何かしている時、サラはこうして突然現れることがあるのでございます。
12:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:10:37.86 ID:gbdzVW420
「貴様、ライラ様に何をするつもりだった?怪しげなそれは何だ!」
「ノンノン、危ないオクスリとかじゃないって!ほんのちょ〜っと元気になれるかもしれないからここは試しに……」
「そうか、祈りの時間は済ませたな?」
13:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:18:08.18 ID:gbdzVW420
お二人がものすごく険悪になっているのは今のライラさんからでもわかります。
話している中身はほとんどわからないけど
サラがここまでするからには、きっと良くないことが起こる気がするのでございます。
14:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:22:19.58 ID:gbdzVW420
直後、シキさんのお顔がなぜだか汗でいっぱいになりましたです。
変でございますね。
開きっぱなしの窓の外が暑いからでございましょうか。
15:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:23:17.10 ID:gbdzVW420
そんな時でした。
「ちょっとちょっと、サラさんじゃないですか、落ち着いてください!」
16:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:31:28.81 ID:gbdzVW420
いつも通りの帰り道。
太陽が沈み始めても、ライラさんの額を滴る汗が止む気配はありません。
お天気お姉さんの言っていたとおり、夜までずっと暑いままだそうです。
17:名無しNIPPER
2019/11/19(火) 23:33:20.79 ID:gbdzVW420
―翌日―
ダンスレッスンが終わってミレイさんとストレッチをしている時でした。
46Res/52.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20