91: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:01:32.61 ID:6s/A4gNC0
それを横で聞いた羽村さんは
すぐに鞄からアイシングパックを取り出し志保の元へ駆けつけた。
慣れた手付きで処置を施していく。
92: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:02:48.73 ID:6s/A4gNC0
「私も……先日はすみませんでした」
「え!?」
93: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:03:24.48 ID:6s/A4gNC0
私だってもう出来ないと思ってた。
でもあなた達とのこともそうだけど、
私の中で譲れない出来事があったというだけ。
94: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:04:09.23 ID:6s/A4gNC0
「始めはすごく嬉しかったんです。
でも初めての会議での顔合わせの時、
……なんていうか時間って残酷だなって。
95: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:05:01.58 ID:6s/A4gNC0
と、ゼーハー言うのを我慢しなくなって、
私がぐったりしだしたらその子は目を丸くして驚いていた。
96: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:08:20.34 ID:6s/A4gNC0
正直、この時に少し後悔していたが、もう遅かった。
これを境にこの日の練習で休憩を挟むたびに
97: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:10:19.21 ID:6s/A4gNC0
志保はこの子たちを練習終わりに掌返しだと私にだけこっそり非難した。
昔ならその場で突っかかって猛烈に非難していただろうに。
98: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:11:33.30 ID:6s/A4gNC0
羽村さんはそのあたりにとても詳しく教えてくれた。
クレシェンドブルーというユニットは
99: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:14:11.80 ID:6s/A4gNC0
正直、ただ……本当に不仲だっただけで、
バチバチ感を演出していたわけではなく、
本当にバチバチしていた。
100: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:15:32.95 ID:6s/A4gNC0
それはこのシーガールズというアイドルたちも決して他人事ではない。
私達は本当に偶然生き残ったに過ぎないんだ、と。運が良かったんだと。
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