96: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:08:20.34 ID:6s/A4gNC0
正直、この時に少し後悔していたが、もう遅かった。
これを境にこの日の練習で休憩を挟むたびに
「実は私もファンで……」
という子がポロポロ出てくるのだった。
もしかしたら私は自分がやった功績というのを
あまりにも過小評価し過ぎていたのかもしれない。
私はそれほどの影響を後世に与えていた……?
だとしたらとても光栄なことだけど、
今の私の姿はとてもじゃないけれど、
そんな子たちに顔向けできるものじゃない。
それがとても心苦しいだけだった。
すごいアイドルだった、という自覚も無いに
等しい私の現在はどこにでもいるただの主婦。
今の進化したアイドル業界の前線を進み続けている
この子たちの方が私よりもよっぽどすごいことをしているのに。
もし私がこの時代で14歳だったら……果たしてついて行けた分からない。
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