790: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:16:55.71 ID:fFXJOFQl0
男「それが何か関係あるんですか?」
「ん?なんだ知らなかったのか。てっきり自分で情報を得ているものだと」
必要な情報は求められる前に己で手に入れる。どんな手段を用いても。
791: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:19:17.56 ID:fFXJOFQl0
地下には思っていたよりも大きい空間が広がっていた。
パッと見ただけでもたくさんの部屋が並んでいる。
奥に伸びる廊下からみてそこそこの広さらしいが人の気配はない。
792: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:20:15.31 ID:fFXJOFQl0
「入ってみろ」
男「え、自分がですか?」
チラと少女を見る。
793: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:21:06.44 ID:fFXJOFQl0
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男「さてと」
椅子を引き少女と向き合う形で座る。
794: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:22:06.47 ID:fFXJOFQl0
英語はできるほうだ。
と言ってもあくまで紙の上だけでいざ会話しろと言われれば恐らく無理だろうが。
それでもまぁ聞き取るくらいは多分できると思う。
795: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:23:26.38 ID:fFXJOFQl0
男「アレは、なんですか」
誰も答えられない質問だと分かっていてもそう聞かざるを得なかった。
「残念だがこれ以上の情報を開示はできない」
796: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:24:45.41 ID:fFXJOFQl0
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男「全然わからん」
地下の研究施設。
797: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:26:11.63 ID:fFXJOFQl0
「おやおや、ドラマの撮影現場かいここは」
男「!?」ガバッ
突然降ってきた女性の声に跳ね起きる。
798: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:27:55.88 ID:fFXJOFQl0
教授「ほれ」
思いのほか早く戻ってきた教授が目の前にコーヒーを置く。
缶の。
799: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:28:54.05 ID:fFXJOFQl0
教授「10点だな。勿論100点満点中だ。もっと修行しろ」
教授の指示、というか命令の元俺が淹れたコーヒーを飲みそう言い放った。
男「自分で飲む分にはこれで十分おいしいんですが」
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