331: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 03:58:38.71 ID:N7J8Cfyv0
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大鳳『もうすぐ六時ですね』
男『あぁ、そろそろ戻ろうか』ハァハァ
332: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 03:59:29.06 ID:N7J8Cfyv0
男『こんなことを聞くのは失礼だとは思うんだが、その、どうして"人間"と走ろうと?』
大鳳『あ〜、そこですか…そうですよね』
少し寂しそうな表情が返ってくる。だから聞きたくなかったのだが、しかしここはハッキリさせておきたい所でもある。
333: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:00:26.75 ID:N7J8Cfyv0
大鳳『人間の事を話す時の飛龍さんはいつもキラキラとした目で、まるで水平線の向こうを見るかのように私には見えないどこか遠くを見ているんです。それが、私の憧れなんです』
男『確かに。あいつの価値観は変わっている。あんな艦娘に出会ったのは初めてだ』
大鳳『だから応援してますよ。貴方の事も』
334: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:01:23.95 ID:N7J8Cfyv0
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秋雲「え、で、何?朝から上司に競技用ユニフォームという中々フェチ度の高い服装の小柄な少女に汗を舐められた事を相談された私はどう反応を返したらいいわけ」
男「やめろ反復するな」
335: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:03:09.43 ID:N7J8Cfyv0
男「艦娘にとって匂いというのがどういう意味を持つのか気になってな」
秋雲「あぁ、そこか。確かに匂いって今までになかった観点よねえ」
男「ちなみにお前はどうなんだ?匂いとか」
336: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:03:44.94 ID:N7J8Cfyv0
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叢雲『アナタ、朝大鳳とジョギングしたそうね』
男『情報早いなおい』
337: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:04:36.07 ID:N7J8Cfyv0
男『いい匂いだ』
今日の魚は鯵か。
叢雲『護衛の代金に貰ったりしてるのよ。今日のは釣れたて』
338: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:05:07.71 ID:N7J8Cfyv0
叢雲『匂いって言われてもねぇ』クンクン
男『今朝は何食べたんだ?』
叢雲『まだこれからよ。それまでだって特にいつもと変わった事はー…ぁー…』
339: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:05:46.35 ID:N7J8Cfyv0
しかし匂い、また匂いか。
男『なあ緋色、俺ってどんな匂いがする?』
緋色『匂い?んー…男の人の匂い、かしら』
340: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:06:19.95 ID:N7J8Cfyv0
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男『そろそろお昼だな』
緋色『疲れたぁ…』
341: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:07:05.37 ID:N7J8Cfyv0
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緋色に教材代わりのタブレットを渡し部屋を出る。意外にも読書好きなのか電子書籍を暇さえあれば漁っている。
男『さぁて』
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