339: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:05:46.35 ID:N7J8Cfyv0
しかし匂い、また匂いか。
男『なあ緋色、俺ってどんな匂いがする?』
緋色『匂い?んー…男の人の匂い、かしら』
男『…臭い?』
緋色『臭くはないわよ。でも皆と違って、変わった匂いだわ』
加齢臭?加齢臭か!?いやまさか、俺はまだおじさんて歳じゃねえ。断じてねえ!!
緋色『そうだ!私は?私はどんな匂いがする?』
男『緋色の、匂い?いやそれはちょっと』
緋色『なんでよ、気になるじゃない』
男『う…』
だって匂い嗅いだらこう、犯罪臭がするし…緋色からじゃなく俺から。
緋色『ほら』
食事の並べられた机の前に行儀よく正座した緋色が目で早くと訴えかけてくる。
腹を括るか…考えてみりゃ別に理由があってやるわけだし、何かいかがわしいと考えるからそう思えるんだ。
緋色の、文字通り緋色の髪に顔を近づける。
男『…』クンクン
緋色『どう?』
男『シャンプーの匂いがする』
緋色『あー』
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