331: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 03:58:38.71 ID:N7J8Cfyv0
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大鳳『もうすぐ六時ですね』
男『あぁ、そろそろ戻ろうか』ハァハァ
大鳳『明日も走りますか?』
男『身体が持てばそうしたいな』
想像以上に鈍っていた身体が今日一日でこの疲労を回復できるかはちょっと怪しい。
大鳳『こうして誰かと走っていると、あぁちゃんと地に足が着いてるんだなあって実感できるので、出来ればまたご一緒させて下さい』
男『大事なのか?誰かと一緒というのが』
大鳳『海だとこんなに近くに並んで航行は出来ませんから。この身体で陸を歩けるからこそなんです』
そう言って大きく伸びをする。
脇…じゃない。
腕や足、腰や腹。どこを見てもとても軍人とは思えないほど華奢だ。引き締まってはいる。だがやはりこれでは陸上選手とすら言えないだろう。
そんな身体で、海を渡り戦場を駆け抜けている。
男『なるほど。善処するよ』
その助けになるなら、ジョギングくらい軽いものだ。
男『なら、約束ついでにひとつ聞いてもいいか?』
大鳳『いいですよ?私で答えられることなら』
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