93: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:07:34.91 ID:UvSy/elD0
キン! キィン!
94: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:09:45.65 ID:UvSy/elD0
男(この子が一体何者か、なぜ俺を襲ってきたのか、何一つとして分からない……だが、確実に分かることがある)
男(それはこの子の目)
95: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:11:14.23 ID:UvSy/elD0
男「……少女?」
男「おい……おいっ!」タッタッ
96: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:12:25.15 ID:UvSy/elD0
男(!取り乱すな、そんな無駄なことをしていてもこの子は救えない)
男(今はとにかく、動くのみだ…!)
97: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:13:40.88 ID:UvSy/elD0
薬屋「……男、この国は平和だよな?」
男「…?そのようだな…」
98: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:14:32.86 ID:UvSy/elD0
薬屋「幸い、薬の創造に成功すれば莫大な報酬は約束してくれたからな。傭兵を続けるお前を金で雇い、一生尽くしてもらおうとでも考えていたさ」
薬屋「…だけど5年前、状況は一変した」
99: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:15:48.48 ID:UvSy/elD0
薬屋「無論私自ら率先したのではない。……妹の存在を知った役人が、けしかけてきたんだ」
薬屋「男には言っていなかったね。私の妹は、不治の病に冒されていてさ……その余命はひと月前」
100: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:17:02.60 ID:UvSy/elD0
薬屋「しかしなんとまぁ…図々しいよ。その子は男を欲しがったんだろう?男とこの町を出て行こうとするだけじゃ飽き足らず、心の中では独占すらしたいと思っていたわけだ」
薬屋「……そんなものは認めない。男は私のものだ」
101: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:18:57.72 ID:UvSy/elD0
薬屋「……もう後の祭り。今更何を言ったところで過去は過去だ」
薬屋「男。私はな、お前を手に入れるためなら、何だってする。それ以外は些末なこと……利用出来るものは自分の妹であっても、使い捨てる」
102: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/24(火) 04:20:25.70 ID:UvSy/elD0
薬屋「悪いが、私も悠長にしていられないんだ。さっさと国から金を貰って、お前と遠くへ行かなければならないからな」
薬屋「何者にも邪魔されず、二人で、ずっと一緒に居られる所へ……」ウットリ
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