【艦これ】山城「不幸のままに、幸せに」
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164: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:20:19.05 ID:cZJ7+2AW0

「どうしましたか? 誰かお探しで?」

 活字から視線を逸らして不知火。私は小さく頭を振った。

以下略 AAS



165: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:20:44.66 ID:cZJ7+2AW0

「そうですか。本ならいくらか貸せますが」

「大丈夫、気持ちだけありがたく受け取っておくわ」

以下略 AAS



166: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:21:11.66 ID:cZJ7+2AW0

 客? 客だって?
 ここは海の上なのだけれど。
 ……というか、取り付いている?

以下略 AAS



167: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:22:26.52 ID:cZJ7+2AW0

 艦娘通信。

 私は当然その単語に訊き覚えがあった。というよりも、艦娘をやっている人間で知らないのなら、そいつは間違いなくモグリだろう。
 広報課が発行する無味無臭な、ともすれば戦意高揚のためだけのビラとは異なる、血の通った広報新聞。日本中を縦横無尽に駆け回り、南はトラック、北は小樽まで、手当たり次第に記事にしていく……。
以下略 AAS



168: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:22:56.45 ID:cZJ7+2AW0

 艦娘通信。

 私は当然その単語に訊き覚えがあった。というよりも、艦娘をやっている人間で知らないのなら、そいつは間違いなくモグリだろう。
 広報課が発行する無味無臭な、ともすれば戦意高揚のためだけのビラとは異なる、血の通った広報新聞。日本中を縦横無尽に駆け回り、南はトラック、北は小樽まで、手当たり次第に記事にしていく……。
以下略 AAS



169: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:24:18.79 ID:cZJ7+2AW0

 既に私と大鷹以外が整列していた。対面するように後藤田提督。その後ろに、大淀、グラーフ、ポーラ、不知火。なんとポーラは酒瓶を抱えていない。

「ご、ごめんなさいっ」

以下略 AAS



170: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:25:41.33 ID:cZJ7+2AW0

「さて、青葉海士長殿とも無事合流を果たすことができた。もしかしたら突然のことに戸惑いを覚えている者もいるかもしれない。今後の作戦について話そう。
 我々『浜松泊地』は、今後『イベント』の対処にあたる基地の援護へと向かう。海域は現状不明だが、台湾付近、あるいは南下しフィリピン周辺である可能性が高い。一度神戸に停泊し、そこで必要物資を各自で用意、出発する予定だ。
 神戸着は明朝6時前後を想定、出発は24時間後の明朝6時。そこから作戦海域までは、途中会敵を挟まなければ、一日半で到着する見込みになっている。……何か質問は」

以下略 AAS



171: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:26:19.38 ID:cZJ7+2AW0

「対処は複数の基地が合同で行う。佐世保が指揮系統を担うかたちで、パラオ、呉から戦力をいくらか集めるようだ。航空戦力は岩国からも募る。
 繰り返しになるが、俺たちの任務はあくまで救難救助。火器の使用は許可されているが、突出した独断専行は認められない」

「台湾、あるいはフィリピン沖……東シナ海からインド洋までというのは、聊か範囲が広いのではないか?」
以下略 AAS



172: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:26:49.74 ID:cZJ7+2AW0

「……」

 少しばかり青葉の顔がこわばっていた。どうやら私以外に気づいてはいないようで、しかしそれも私と目があった途端に、すぐ曖昧な笑みへと変化してしまう。

以下略 AAS



173: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:27:15.15 ID:cZJ7+2AW0

「どうしましたか?」と彼女は問うた。
「不思議なものね」と私は応じた。

「怖いのに、愉快で仕方がないのよ」
以下略 AAS



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