161:名無しNIPPER[sage]
2020/02/19(水) 23:48:55.85 ID:9aQaBcf6O
ヒャッハー更新に感謝、次をじっくり待つぞ
162:名無しNIPPER[sage]
2020/02/20(木) 08:54:06.84 ID:8yqurxRgo
乙乙
めちゃくちゃ待ってたから更新されて凄く嬉しい
163: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:19:50.82 ID:cZJ7+2AW0
波を切り、風を切って、船は悠々と進んでいた。私は甲板で行き先を見ている。何もない海原を。
平和な海だった。水平線の上に僅かな積雲が積み重なっているばかりで、空は遠近法によってその青さをどんどん薄めていく。
それは喜ばしいことだった。そのはずだった。医者や警察は暇であればあるほどいい。兵士もまた然り。だから、私がこうして甲板でのんびりしていられるということは、世の中が平和な証左でもある。
164: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:20:19.05 ID:cZJ7+2AW0
「どうしましたか? 誰かお探しで?」
活字から視線を逸らして不知火。私は小さく頭を振った。
165: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:20:44.66 ID:cZJ7+2AW0
「そうですか。本ならいくらか貸せますが」
「大丈夫、気持ちだけありがたく受け取っておくわ」
166: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:21:11.66 ID:cZJ7+2AW0
客? 客だって?
ここは海の上なのだけれど。
……というか、取り付いている?
167: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:22:26.52 ID:cZJ7+2AW0
艦娘通信。
私は当然その単語に訊き覚えがあった。というよりも、艦娘をやっている人間で知らないのなら、そいつは間違いなくモグリだろう。
広報課が発行する無味無臭な、ともすれば戦意高揚のためだけのビラとは異なる、血の通った広報新聞。日本中を縦横無尽に駆け回り、南はトラック、北は小樽まで、手当たり次第に記事にしていく……。
168: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:22:56.45 ID:cZJ7+2AW0
艦娘通信。
私は当然その単語に訊き覚えがあった。というよりも、艦娘をやっている人間で知らないのなら、そいつは間違いなくモグリだろう。
広報課が発行する無味無臭な、ともすれば戦意高揚のためだけのビラとは異なる、血の通った広報新聞。日本中を縦横無尽に駆け回り、南はトラック、北は小樽まで、手当たり次第に記事にしていく……。
169: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:24:18.79 ID:cZJ7+2AW0
既に私と大鷹以外が整列していた。対面するように後藤田提督。その後ろに、大淀、グラーフ、ポーラ、不知火。なんとポーラは酒瓶を抱えていない。
「ご、ごめんなさいっ」
170: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/24(月) 21:25:41.33 ID:cZJ7+2AW0
「さて、青葉海士長殿とも無事合流を果たすことができた。もしかしたら突然のことに戸惑いを覚えている者もいるかもしれない。今後の作戦について話そう。
我々『浜松泊地』は、今後『イベント』の対処にあたる基地の援護へと向かう。海域は現状不明だが、台湾付近、あるいは南下しフィリピン周辺である可能性が高い。一度神戸に停泊し、そこで必要物資を各自で用意、出発する予定だ。
神戸着は明朝6時前後を想定、出発は24時間後の明朝6時。そこから作戦海域までは、途中会敵を挟まなければ、一日半で到着する見込みになっている。……何か質問は」
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