いつかの月が君に微笑む
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30:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 07:58:27.67 ID:fvsgqT2JO
家に帰ると昨日と同じく食事の準備ができていて、瑞穂はすっかり我が家の一員になったかのように過ごした。

まるでそうであったことが生まれたときからそうであったように、瑞穂は違和感なく我が家の一員になっていた。

「お父さんも戻ってきたら驚くだろうねぇ」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER
2019/08/17(土) 08:32:30.75 ID:fvsgqT2JO
まだあまり、考えたことはなかった。

実家か漁師の佐々部のように、継ぐような家業は特にない。一方で、水原のように島外の大学に憧れを持ってもいない。

「うーん、まだ未定かな」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER
2019/08/18(日) 00:33:09.93 ID:dFRsY6OS0
?昨日と同じく瑞穂におやすみと声をかけて自室に戻ると、今晩は机に向かうことにした。?

?寝坊したうえに、一日佐々部と水原に捕まってたせいで宿題に手をつけていなかったからだ。自分の性格上、一日でもサボってしまうとそれが癖になってしまうことは自分で分かっていた。?

?数学の教科書を開いて、二次関数がなんだ数列がなんだと羅列された文字と数字を追いかけていく。?
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2019/08/18(日) 10:45:03.45 ID:kTZG2sIxO
そんなことを考え始めると、今度は課題のことが頭に入らなくなってきた。ダメだな、今すべきは将来を悩むより目前の数学のはずなのに。分かってはいても、漠然とした悩みを優先してしまう。

プリントの上にペンを放り、天井を向いてため息をついた。

そのまま思考をリセットするためにぼーっと天井を眺めていると、ドアをノックする音がした。
以下略 AAS



34:名無しNIPPER
2019/08/18(日) 13:11:14.44 ID:kTZG2sIxO
自分が好きと言われたわけではないけれど、その言葉には少しドキッとしてしまう。

「そっか。それなら良かった」

「カズくんは? 好きじゃないの?」
以下略 AAS



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