30: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:28:32.80 ID:akEPncPz0
見た目には、大分酷い怪我のようだったが、そこはやはり魔法少女。
回復魔法は得意ではないが、ものの三日ほどで傷は治ってしまった。
31: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:29:35.77 ID:akEPncPz0
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佐倉さんが私に姿を見せなくなってから、数週間が経過した。
32: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:30:12.04 ID:akEPncPz0
マミ「たしかこの辺りに...あった」
それほど多くは訪れていなかったので、地理には不安があったが、なんとか辿りつくことができた。
33: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:30:39.30 ID:akEPncPz0
流石におかしいと感じた私は、すぐに教会の扉を叩いた。
マミ「ごめんください。巴マミです。なにかあったんですか?」
34: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:31:11.30 ID:akEPncPz0
真っ先に目に入ったのは、椅子の上に立ち、天井から吊るされたロープで、今にも首を吊ろうとしている佐倉さんのお父さん。
なにをしているのか?決まっている。
35: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:31:44.87 ID:akEPncPz0
床には、大量の血が飛び散っていた。
マミ「なんで...」
36: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:32:23.39 ID:akEPncPz0
背中に走る灼熱、激痛に、私は前のめりに倒れる。
どうにかして身体を起こそうとするが、しかし仰向けになったところで押さえつけられてしまった。
37: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:32:54.40 ID:akEPncPz0
杏子父「お前が杏子を唆し、悪魔に付け入れさせたのだな!?」
マミ「な、なにを...」
38: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:33:59.78 ID:akEPncPz0
激痛に耐えかねた私は、無意識の内に彼の左腕を思い切り掴んでいた。
魔力で強化された身体は、一般人の能力を遙かにしのぐ。
39: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:34:36.76 ID:akEPncPz0
モモ「やめて...パパ...」
目を覚ましたモモちゃんが、彼に必死に縋り付いた。
40: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:35:44.12 ID:akEPncPz0
マミ「はぁ、はぁ...」
彼の身体に魔力を流す。
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