261:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 00:56:07.23 ID:y0+HcoFi0
武器の手入れ
262:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 01:35:36.52 ID:SSNuJUz+0
そういえば剣が汚れたままだったよな、武器の手入れでもやってみるか。折り畳みの椅子に座り、背中から抜いて剣身を見る。
直接斬ったりはしていないので目立った汚れは無いが、艶が無くなっている。たしか手入れには専用の道具がいるってとあるゲームで言ってたな。
手入れをしたい所だが道具が無いので断念して剣を戻す。次に短剣を取り出し、眺めて見ると先程の剣とは違って研ぎ上がったばかりの状態だとよくわかる。
263:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 02:09:39.23 ID:SSNuJUz+0
俺はもっとよく見る為に右目の視力を強化する。メリルの軍隊の前に西洋風な鎧に身を包んだ金髪の青年、俺は直感でそれがアレスだと分かった。
大剣を地に刺し、ノース帝国の軍勢を涼しき顔で眺めている。随分と余裕そうだな、自信があるのか。
次にノース帝国を見やるとわらわらと居る冒険者の前に居た人物に俺は目を丸くする。
264:名無しNIPPER[saga]
2019/08/26(月) 02:41:35.28 ID:SSNuJUz+0
結構奥まで走ったので俺は森から飛び出すと、数名の兵士に護衛されるクレアと、ゲルムの爺さんが居た。
街道のど真ん中にテーブル、椅子、長松明が大量に置かれて、作戦を練る拠点になっていた。
265:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 04:06:44.16 ID:prl4IsKQ0
まずは状況を把握
クレアと爺さんに事の成り行きを聞く
できれば人払いしてもらって
無理なら声が聞こえないあたりまで散歩する感じで
266:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 14:40:07.19 ID:/3Y1wdthO
「ちょっと色々と確認がしたいんだけど…」
俺は兵士達をチラチラと見る。ノワールから仕入れた情報を、国に仕えている兵士に聞かれるのは良くない。
267:名無しNIPPER[saga]
2019/08/26(月) 15:20:30.62 ID:/3Y1wdthO
「罪を隠蔽しようとする旦那様は、お嬢様とブレイク様の婚約というノース帝国の案を受け入れました。ですがアレス様の説得により盗賊達から旦那様は縁を切ると約束され、利用されると分かっているお嬢様を連れ戻しました。身勝手ですが、旦那様は罪滅ぼしの為に、お嬢様を守る為に、戦争に臨んでいます」
「なんというか……やりたい放題ですね」
268:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 15:23:59.99 ID:U4dB7c7b0
力を貸す
269:名無しNIPPER[sage]
2019/08/26(月) 16:37:46.96 ID:/3Y1wdthO
「……どこまでやれるかわかりませんけど」
「おお…!ありがとうございます、男さん」
270:名無しNIPPER[saga]
2019/08/26(月) 21:52:21.62 ID:/3Y1wdthO
「それなら男さんには右面の足止めをしてほしい。僕はその間に左面を押し上げる、そうすれば向こうのヴァーダも出てくるだろうしね」
「わ、わかった!」
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