267:名無しNIPPER[saga]
2019/08/26(月) 15:20:30.62 ID:/3Y1wdthO
「罪を隠蔽しようとする旦那様は、お嬢様とブレイク様の婚約というノース帝国の案を受け入れました。ですがアレス様の説得により盗賊達から旦那様は縁を切ると約束され、利用されると分かっているお嬢様を連れ戻しました。身勝手ですが、旦那様は罪滅ぼしの為に、お嬢様を守る為に、戦争に臨んでいます」
「なんというか……やりたい放題ですね」
「返す言葉もございません。この事は公表がされていない為、兵には迎撃戦と認識されています」
「……愚かな父を許してくれとは言わないわ。非が私達にあるのも分かってる。でも……嫌なものは嫌なの」
「んー…どっちが正しいとか正しくないとか、俺には判断出来ないし、個人的な意見だけど…俺はそれで良いと思うよ」
本心だった。たしかにメリル側に義があるとは思えないが、このまま黙っていたら結局は吸収されてしまう。
好きでもない奴と結婚して、挙句土地を奪われるのだ、そんなの俺だって抵抗する。
クレアは俺の返答に驚いた表情をして、すぐに顔を背けてしまう。
「そ、そう……ありがと…」
「男さん、関係の無い貴方にこんなお願いをするのは間違っています。ですがどうか…お力を貸して頂けませんか。貴方の力があれば、戦況は大きく変わります」
「……」
安価下
力を貸す、貸さない
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