モバP「持たざる者と一人前」
1- 20
18: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/01(木) 23:25:17.64 ID:FCK0uUJh0
本日はここまでになります。
また数日中には続きを投稿する予定です。
ありがとうございました。


19:名無しNIPPER[sage]
2019/08/01(木) 23:26:58.97 ID:6IDlGcD20
お帰り
7人目から読み返してくるかな


20:名無しNIPPER[sage]
2019/08/01(木) 23:46:34.39 ID:b9owjELd0
楽しみにしてます。


21: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/01(木) 23:46:54.43 ID:FCK0uUJh0
書き忘れていましたがトリップを忘れて発行しなおしています。
以前は◆m03zzdT6fsでした。

>>19
ありがとうございます、覚えていてくださって恐縮です


22: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/08(木) 18:57:31.89 ID:caute9RW0
□ ―― □ ―― □




以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage]
2019/08/08(木) 18:58:07.48 ID:caute9RW0
『……消せねえ。消せねえよ』

 俺はまた嘆息した。もちろん、この画像を使ってどうのこうのなんてするつもりは全くない。そんな気持ちは微塵もないのだ。

 それでも名状しがたい罪悪感が存在する。そしてその罪悪感があってなお、消したくないという俺の身勝手が俺の自己嫌悪を加速させる。いっそのこと、ケータイを見つけてくれたのが彼女でなければ。そんな失礼な事さえ思い、さらに自己嫌悪。
以下略 AAS



24: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/08(木) 18:59:01.76 ID:caute9RW0
(……分かってる、そんなことはないんだって)

 そうとも、きっと彼女とはもう二度と逢うことはない。この巨大な都市の中で、ほんの一瞬だけ交差した縁。ただそれだけの事。

 それでもやっぱり、聞かずにはいられないんだ。自分の何もかも一切合切を投げ捨てたっていい。こんな”持たざる者”の持てる限りを、あの少女に賭けてみたい。
以下略 AAS



25: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/08(木) 18:59:53.99 ID:caute9RW0
『そうだ、一応報告しに行った方がいいかなあ。うん、そうだ、そうしよう。俺は報告のために写真を撮った。そういうことだ』

 完全に詭弁だ。詭弁だけど、自分でもこの上なくヤバイと思っている自分を落ち着けるにはこういう詭弁も必要だった。そうでもしなければ本当にどうにかなってしまいそうだった。

 そうして今度は、普段着ほどラフではないけれどスーツほど堅苦しくない、外行きの私服に着替える。
以下略 AAS



26: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/08(木) 19:00:52.88 ID:caute9RW0
□ ―― □ ―― □


 なんだよ、これ。

以下略 AAS



27: ◆v0AXk6cXY2[saga]
2019/08/08(木) 19:01:50.22 ID:caute9RW0
『これは、流石に。堪えるなあ……』

 がっくりと肩を落とし、壁にもたれ掛かれば座り込んで、俺は吐くように独語した。

 どういう理由かはさっぱりわからない。借金がかさんでの夜逃げか、それとも倒産か。ただ少なくとも、ここからいなくなったのはここ数日の話じゃなさそうだった。少なくとも二週間、あるいは一か月くらいは前の事だろう。
以下略 AAS



88Res/88.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice