【ミリマス】馬場このみ『衣手にふる』
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109: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/11/17(日) 23:03:45.30 ID:1EiPKTBf0

「うんうん。亜美、このみんのそういうとこ好きだよ。だって、そっちの方が絶対楽しいもんね!」

「たまきも!このみといると、いつもたのしいぞ!」

以下略 AAS



110: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:12:10.81 ID:BkiYgAwQ0

それから他愛のない話をしながら、5人は控え室の前にきた。
特段誰かが用事があったわけでもなかっただろうが、気が付けば自然とこの場所へやってきていた。
扉についた磨りガラス越しに電気がついているらしく、誰かの話し声や笑い声も聞こえる。
何でもない話をしながらこのみたちは扉を開けた。
以下略 AAS



111: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:12:55.66 ID:BkiYgAwQ0

このみたちが扉を開けた途端に聞こえてきたのは、我那覇響の声であった。
響がいま追いかけているのは、響といつも一緒に行動しているハムスター、ハム蔵である。
響にとっては相棒とも言えるなんとも不思議な存在なのだが、
今日はどうやら様子が違うらしくハム蔵は響の手から離れて、控え室の床を駆け回っている。
以下略 AAS



112: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:15:39.87 ID:BkiYgAwQ0

「──で、ここはこう……、って、な、なんや!?」

自身の足の間を駆け抜けていったハム蔵に驚いてよろけそうになったのは、横山奈緒。
千早、可奈、歌織とボーカルレッスンを受けた後、その振り返りと確認をしていたのだが、
以下略 AAS



113: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:16:37.08 ID:BkiYgAwQ0

扉が開いたのを見計らってか、ハム蔵はこのみたちが開けた扉に向かって真っ直ぐと向かってくる。
それに気がついたこのみは、そうはさせまいと扉を急いで閉め、
その一方で亜美たち四人は捕獲の臨戦態勢を取って待ち構えた。
脱出ルートが無くなった上に、流石に相手が悪いと判断したのか、
以下略 AAS



114: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:22:41.85 ID:BkiYgAwQ0

「我那覇さん、ハム蔵と何があったの?」

千早がレッスン用のファイルを抱えたまま、響に聞いた。
昴とこのみは、とりあえず状況を把握するためにも千早とともに響に事情を聞くことにした。
以下略 AAS



115: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:23:15.89 ID:BkiYgAwQ0

「た、確かに前はそれもあったけど……。い、今は気を付けるようにしてるさ。」

「それにしても、こう部屋が大きいとどうにも手がつけられないわね……。どうやってハム蔵ちゃんを捕まえればいいのかしら……。」

以下略 AAS



116: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:24:25.96 ID:BkiYgAwQ0

今もなおひた走るハム蔵の真正面では美也と恵美が机に向かって何やら真剣な表情で各々思考を繰り広げていた。
そして、その机の上の様子を伺うようにしてエレナ、琴葉、海美の三人が机の左右に立っていた。
そんな彼女たちの目線の先にあったのは、碁盤であった。
恵美が時間をかけてからそっと石を置き、対して美也は慣れた様子で返していく。
以下略 AAS



117: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:25:16.70 ID:BkiYgAwQ0

「うみみん!そっち行ったよ!」

「……え?な、なに?なにが!?」

以下略 AAS



118: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:26:14.72 ID:BkiYgAwQ0

てりゃ、という掛け声とともに海美は目の前を走るハム蔵を両手で捉えに行く。
ところが、海美自身咄嗟のことだったのでハム蔵を捕まえるには至らない。
迫りくる海美の手を避けるように、ハム蔵はその場で大きくジャンプ。
結果、海美の両手は空を切り、その上を飛び越えてハム蔵は更に走っていく。
以下略 AAS



119: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:27:08.78 ID:BkiYgAwQ0

「え?……って、ハム蔵ちゃん!?」

机を挟んだ海美の反対側にいた琴葉が、驚いて言う。
彼女にしては少し珍しく、一瞬どうすべきか分からずわたわたと慌てた様子だったが、
以下略 AAS



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