【ミリマス】馬場このみ『衣手にふる』
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114: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/12/13(金) 00:22:41.85 ID:BkiYgAwQ0

「我那覇さん、ハム蔵と何があったの?」

千早がレッスン用のファイルを抱えたまま、響に聞いた。
昴とこのみは、とりあえず状況を把握するためにも千早とともに響に事情を聞くことにした。

「うん、それが……。さっきまでハム蔵とちょっと話してたんだけど、それで自分が言い過ぎちゃって……。」

「ん、そうだったんだな。……オレ、てっきりまたハム蔵のご飯つまみ食いしたのかと思ったよ。」

ハムスターのご飯をつまみ食い、というのはいささか不自然に聞こえるかもしれないが、何もおかしな話ではない。
というのも、響が飼っている動物たちはイヌやネコに始まり、
ウサギやヘビ、果てはワニに至るまで数多くいるが、
ハム蔵に限らず全ての動物たちのご飯を自分で作っている。
個々の動物たちの好き嫌いを把握しているのは当然で、加えて体調に合わせて食材やその切り方、
そして盛り付けや彩りまで細かく気を配っている。
それ故に、味見の延長線上としてつまみ食いが多々発生して、
動物たちが飛び出していってしまうことが何度かあったりもしたものだった。



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