78: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:08:59.61 ID:9pdDfgPfo
綺麗に分けた前髪をグシャグシャと崩して、だらんと顔の前に垂らしてから、ハサミを開いて額に当てる。
「《何して……!?》」
「あんたがいつまで経っても忘れたまんまだからでしょうがっ……!」
79: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:09:44.45 ID:9pdDfgPfo
80: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:10:25.69 ID:9pdDfgPfo
81: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:11:17.48 ID:9pdDfgPfo
引きつったような声を吐き出したエミリーは、次の瞬間フッと力が抜けたように肩をカクリと落とし、頭を後ろへ投げ出すように、向こう側へ倒れていく。
「ちょっ……エミリー!?」
82: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:15:56.32 ID:9pdDfgPfo
──
────
83: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:16:41.18 ID:9pdDfgPfo
「こんばんは。 ミナセ・イオリちゃんだね」
しばらく一人でぼーっとしてたら、声をかけられた。ふりかえると、金ぱつのおっきな男の人がいた。
84: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:17:43.65 ID:9pdDfgPfo
おやしきをしばらく歩いて二階へ上がると、おじさんはある部屋の前で立ち止まってコンコンとノックをした。
「...Who is it?」
85: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:18:48.11 ID:9pdDfgPfo
「I'm so boring to dye, daddy.」
「Sorry, sweetheart.」
おじさんと英語で少しだけお話しているのをながめていると、その子もあたしに気がついた。
86: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:19:54.54 ID:9pdDfgPfo
「Emily Stewart...デス。 アナタ、ハ、ナント、イイマス、カ?」
「エミリー……っていうの?」
今度はあたしの声に反応して、コクコクとうなずく。なんだかちょっと照れくさい。
87: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:21:58.91 ID:9pdDfgPfo
そのまま部屋に置き去りにされたあたしは、エミリーっていうその子がひたすらお人形遊びをしているのをただ見ているしかなかった。
さっきよりは退屈じゃないけど、それでも退屈。
両手に持った人形が二つ。色違いのドレスを着た、そっくりな双子みたいな人形。
88: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:22:32.26 ID:9pdDfgPfo
「...This is Charlotte.」
「うん」
「And this is Charlotte.」
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