エミリーが忘れた日
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87: ◆AsngP.wJbI[saga]
2019/06/10(月) 23:21:58.91 ID:9pdDfgPfo
 
そのまま部屋に置き去りにされたあたしは、エミリーっていうその子がひたすらお人形遊びをしているのをただ見ているしかなかった。
さっきよりは退屈じゃないけど、それでも退屈。

両手に持った人形が二つ。色違いのドレスを着た、そっくりな双子みたいな人形。

「……それ、なんて名前なの?」

いちおう話しかけてみるとエミリーがこっちを見た。
言葉分かってるのかしら?まだあたしのことをちょっとだけこわがってるみたい。
さっきはどなっちゃって悪い事したわね。……何て言えばいいんだろ。

「えと……フー、イズ、ディス?」

片方を指差すと、エミリーは自分のしていることにきょう味を持ってくれたと思ったのか、ようやくあたしの相手をしてくれた。


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