伊8「提督、ローションプレイをしましょう!」
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7: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:02:11.75 ID:LzMqkbY70

 机に突っ伏するしかない。肺腑から全ての空気が出ていきそうなくらいに深いため息。たっぷり五秒はかかったろう。

「……わかってるよ」

以下略 AAS



8: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:02:57.98 ID:LzMqkbY70

 だがな? ちょっと考えてみてくれよ。
 まったく参ってしまったことを隠しもしない声音で、俺はイクに言う。助けを乞う。

「あいつハタチだぞ。俺は三十四だ。おっさんにあんまり自信を求められても困る。自意識過剰は若者の特権なんだ。
以下略 AAS



9: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:03:28.10 ID:LzMqkbY70

「好きな気持ちに見返りを求める時点で間違ってるの。誰かに『好き』って伝えることは、それ以上の意味を持たないのね。本質的には、好きだから好きって言う、違うの?」

 違わない。違わなかった。それでも、イクの言葉は、俺にとっては眩しすぎる。

以下略 AAS



10: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:03:58.87 ID:LzMqkbY70

 ハチは一瞬俺を見て、そしてイクの存在を気にする。それをすぐにイクも察して耳を塞いだ。眼を瞑る。何も見ない、聞かない、いないふり。

「今度いつ都合が空きますか!」

以下略 AAS



11: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:04:45.59 ID:LzMqkbY70

 いや、いくら抜かれたとはいえ、脅しがかけられているとはいえ、公共の福祉に反することには賛同できない。そう伝えるとハチは口を噤んだ。さすがに一線は弁えていてくれて助かった。

「ちなみに」

以下略 AAS



12: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:05:36.08 ID:LzMqkbY70

 こんこん。扉をノックする音。
 声で応じると、小さく開いた隙間から、桃色の髪の毛が覗く。特徴的な髪飾りも。

「いま、ハチが走ってったけど、どうしたでちか?」
以下略 AAS



13: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:06:13.62 ID:LzMqkbY70

「……」

「……」

以下略 AAS



14: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:08:01.11 ID:LzMqkbY70
―――――――――――
おしまい

たまにはこういう毒にも薬にもならない小噺をば。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage]
2019/06/03(月) 11:42:41.78 ID:9qQXQB6f0
乙ぅ


16:名無しNIPPER[sage]
2019/06/20(木) 03:06:21.51 ID:wG+mXMVwo

出張から帰ってきたら更にこじらせてるんだろうなぁ


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