10: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:03:58.87 ID:LzMqkbY70
ハチは一瞬俺を見て、そしてイクの存在を気にする。それをすぐにイクも察して耳を塞いだ。眼を瞑る。何も見ない、聞かない、いないふり。
「今度いつ都合が空きますか!」
「痴漢プレイならやらんぞ」
俺は先手を打った。
「なんで!」
ハチが叫ぶ。悲痛な声。あほか。
「その『なんで』が『なんでやらないんですか』なら、答えは『俺が捕まる可能性がでかい』からだ。
その『なんで』が『なんで知ってるんですか』なら、答えは『ゴーヤからのタレこみがあった』からだ」
引きだしの中、一番上に、痴漢モノの同人誌が数冊まとまって隠されていたらしい。
「『じゃあ夜の街に消えます』!」
伝家の宝刀が抜かれた。俺は額を抑える。
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