11: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 02:04:45.59 ID:LzMqkbY70
いや、いくら抜かれたとはいえ、脅しがかけられているとはいえ、公共の福祉に反することには賛同できない。そう伝えるとハチは口を噤んだ。さすがに一線は弁えていてくれて助かった。
「ちなみに」
「……おう」
「来週の秘書艦は、誰ですか」
「……加賀と、不知火、だったかな」
「わかりました。あとで提督の都合も教えてください」
それでは失礼します。口早に言って、足早に出ていく。
……交渉するつもりだな。稼いだ金を何に使うつもりだ? ホテルにそういう設備があるのか?
アブノーマルすぎて、全然わからん。
「……抱き締めて、一発キスでもぶちかましてやれば、すぐにふにゃふにゃになりそうだけど」
いつの間にか存在を取り戻していたイクは、ぽつりと呟いた。俺も何となくそんな気はした。
そうだな。そうしてみるのも、いっそありかもな。
16Res/10.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20